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2024年6月18日
6.2 「たるみ」の最新治療の実際−2

●頬の「たるみ」症状の人種別差異

次に人種による頬のたるみの差異について考察してみた.われわれ北方アジア人 と西洋人,いわゆる“コーカソイド”を比較すると,頬脂肪や皮膚の厚さに下表 6.1 のような違いがある.

頬脂肪による頬のたるみは,その脂肪量が大きな北方アジア人に認められること が多い.この場合,治療は皮膚切開法を用いたフェイスリフトを行う前に,頬荷重 を軽減するための頬脂肪除去術を優先的に行うべきである.フェイスリフトをしな くても頬脂肪を除去するのみで図 6.10 のように頬のたるみが改善されている.

西洋人(コーカソイド)の場合にはこの頬脂肪(バッカルファット)が少なく, その重みによるたるみは発生しにくい.その代わり西洋人(コーカソイド)は図 6.12の如く,菲薄化した皮膚自体のしわ,たるみが起こりやすい.この治療には皮膚切開を用いたフェイスリフト(皮膚皺壁除去)手術が必要となる.

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