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技術者ブログ

2022年9月17日
目の下のクマ(くま)、たるみ治療(下眼瞼形成術)後の訴えについて

Q;ある掲示板等で目の下のクマ(くま)、たるみ治療(下眼瞼形成術)後、”へこみ”が発生したとのコメントをみたことがありますが、実際はどのようなものでしょうか?
A;当クリニックでは2008年1月〜12月の1年間で総計1044名(男性103名、女性936名)の下眼瞼形成術を行いました。その平均年齢は約43歳(19歳〜80歳)でした。 経過診察にお越しいただくのは全員ではありませんが、お越しいただいた方から推測しますと、脂肪取り残し例 4~5%(約40名/1044名) 一時的な目の乾燥や違和感 3~4%(約30名/1044名程度) 一時的なしわ 2%(約20/1044名程度) 一時的な色素沈着(黒ずみ) 1~2%(約15名/1044名程度) 一時的なへこみ 0.5~1%(約10名/1044名程度) 治療後に出現する訴えとして一番多いのは、治療不足(脂肪取り残し等)による目の下のクマ(くま)、たるみの残存でした。また、へこみに対する訴えは一番少ないことがわかりました。 この治療はへこみを起こさないことを最優先に治療をしているため、どちらかというと控えめに治療を行っています。ですから、治療不足を訴える方が一番多く、へこみが意外にも少ない結果となるのです。 しかし、万が一へこみが発生すると、たるみ以上に目立つことになるので、訴えとしては重大となります。へこみは治療後、一時的に発生することがありますが、経過観察しておりますと、大半の場合1ヶ月以内に自然消滅し、目の下は平坦な状態まで戻ります。

Q;では一時的なへこみの原因は何ですか?
A;一般的には脂肪を過剰に除去すると凹むといった印象がこの治療にはつきまといますが、意外にも脂肪除去によるへこみは起こりません。仮に脂肪を100%除去しても(実際には不可能)、その治療が適切に行われると、理論的にはへこみは起こりません。 西洋人と東洋人の下眼瞼構造をMRI(各磁気共鳴断層写真)で比較検討する研究がありますが、西洋人の下眼瞼には眼窩脂肪が少なく、ほとんど存在しないこともあります。しかし、西洋人の目の下が極端にへこんでいることはありません。 では一時的なへこみ(治療後1ヶ月程度で解消される)ですが、その90%はレーザー照射後の炎症反応により、一時的に瘢痕組織が形成され、目の下直下の眼輪筋部が腫脹する方がいらっしゃいます。傷の治りが遅い方、高脂血症、糖尿病、高血圧などの生活習慣病のある方、貧血の方、喫煙者等にこのような反応が起こりやすいと言えます。 このような反応が起きると、目直下の腫れで目の下が深くなるので、一時的にややへこんで見えることがあります。しかし、目直下の腫脹は通常の場合、治療後4週間程度で収まり、一時的なへこみは確実に解消されます。 残りの10%の原因は、目の下の皮膚が、目の下のたるみのない新しい形態に馴染みきらない状態です。この状態も時間とともに解消されますが、ヒアルロン酸等で一時的に皮膚に弾力性を与えますと、一度のみの注入で一時的なへこみは永久に解消されます。 下記症例写真をご覧ください。 

  治療前

目直下の眼輪筋部が腫れているため目の下が一時的にへこんでみえます。

 治療1週間後

この状態は解消されています。

治療4週間後

銀座CUVOクリニック目の下のくま治療概要
銀座CUVOクリニック目の下のたるみ治療概要

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