2022年9月17日
目の下のクマ(くま)、目の下のたるみ(男性症例)
52歳 男性 経過 20年以上前から目の下のクマ(くま)、目の下のたるみに悩まされていました。他人からも指摘されるようになり、これらの症状を改善するため当院を訪れました。 診察および治療方針 写真ー1のごとく、目の下に下垂した過剰脂肪量が多い、典型的な目の下のクマ(くま)、目の下のたるみ症状を呈しています。男性患者さんの場合、仕事の関係上、ダウンタイムが短く、早期に社会復帰できる治療を希望される場合が少なくありません。脂肪量は多い症例ではあるものの、目の下の裏から行う目の下のクマ(くま)、目の下のたるみの治療で十分良好な結果が得られると判断しました。 ※個人情報保護法に配慮し全てご本人よりご承諾を頂掲載しています。
(治療前) 治療後の評価 治療直後(治療終了後から約30分後)の写真ー2を見ると、すでに目の下のクマ(くま)、目の下のたるみが改善されていることがわかります。治療翌日の写真ー3を見ると、腫れは軽度で社会生活に支障をきたさない程度です。治療1週間後の写真ー4を見ると、むくみが右目外側を中心にむくみが存在しますが、症状はかなり改善しています。治療1ヶ月後の写真ー5を見ると、治療後の腫れがほぼ収まり、結果が安定しました。 今回の症例のように、目の下のクマ(くま)、目の下のたるみ症状は外見上、あたかも皮膚がたるんでいるように判断されます。しかし、実際は皮膚がたるんでいるのではなく、皮下組織にある過剰脂肪により、皮膚をたるんでいるように見えているに過ぎません。例えば、妊婦さんのお腹も、その中に赤ちゃんがいるため膨らんでいますが、お腹の皮膚がたるんでいるわけではありません。出産してしばらくすると、お腹の皮膚は収縮して元通りになります。皮膚は大変優れた弾力性を持つ組織で、年齢にかかわらず、十分に収縮します。つまり、目の下のクマ(くま)、目の下のたるみも、膨らみと原因となっている過剰脂肪を適切に除去しますと、皮膚切開をしなくても、十分に良好な結果が得られるのです。
考察 当院に目の下のクマ(くま)、目の下のたるみの治療に訪れるお客様の割合は約10%程度ですが、その人数は年々増加傾向にあります。(2008年度は120名の男性が治療を受けました。)高齢化社会を迎え、男性の場合も何歳になっても若々しくありたいと思うようになったのが、こういった治療を受ける男性が増加している主な原因と言えるでしょう。下記写真をご覧ください。西欧人俳優でジェームズ・ボンド役として活躍したピアーズ・ブロスナン(55歳)やサムエ・リオット(65歳)は、その年齢にもかかわらず、現在でも魅力のある男性として人気があります。美容医学的に顔を観察すると、彼らの顔にはそれなりにしわは存在しますが、加齢とともに現れるたるみ兆候を認めません。
では顔はどの部分がたるみやすいのでしょうか?日本人でモンゴル系の遺伝子を有する場合、上記患者の症例写真の如く、目の下の脂肪や頬脂肪(バッカルファット)が西洋人よりも多いのです。こういった過剰脂肪がたるみの原因となり、この俳優さんのように目の下のたるみ、頬のたるみが目立ちます。逆に脂肪の少ない額など顔上部は年齢を重ねても、それほどたるむことはありません。 男性の場合、顔のしわはその人が生きてきた過去の年輪であり、それがかえって魅力とみなされ、好まれることも少なくありません。しかし、顔のたるみは男性の場合でも、老化兆候以外の何ものでもなく、マイナス印象を与えます。したがって、男性でも顔のたるみ(目の下のたるみ、頬のたるみ)は治療対象となります。
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