CUVO

オリジナルEYEデザイン

症例写真詳細

58歳 女性 治療年月日 2017年2月14日

治療前正面
治療前正面拡大
治療直後正面
治療直後正面拡大
治療翌日正面
治療翌日正面拡大
治療8日後正面
治療8日後正面拡大
治療1ヶ月後正面
治療1ヶ月後正面拡大
治療3ヶ月後正面
治療3ヶ月後正面拡大

診察

治療前写真-1,2を観察すると、加齢に伴う下眼窩脂肪膨隆による顕著な下瞼(目の下)のたるみが認められ、その症状はやや右>左です。

経過

下瞼(目の下)のたるみ解消を求めて、当クリニックにご来院頂いた患者さんです。本人は治療を希望していますが、治療後のしわが発生しないか心配とのことです。

治療方針

経結膜的(目の裏側・結膜面アプローチ)にて、両下眼窩脂肪膨隆部軽減・除去と下眼瞼皮膚挙上操作で症状の解消を図りました。

治療後の評価

治療直後の写真-3,4では下眼窩脂肪軽減に伴う皮膚弛緩が目立ち、一時的にしわが発生しています。
治療翌日の写真-5,6では両下瞼と左眼球結膜の発赤を認めます。
治療8日後の写真-7,8では両下瞼の軽度凹みとしわが認められます。
治療1ヶ月後の写真-9,10では治療後初期の軽度凹み・しわ等はほぼ解消されましたが、左下瞼のしわが依然残存しています。
治療3ヶ月後の写真-11,12では治療1ヶ月後に残存していた左下瞼しわもほぼ解消しました。
従来まで本症例の如く中高年層(58歳)の下瞼(目の下)のたるみ治療は、下瞼皮膚切開法を行うのが一般的でした。ところが近年、患者さんたちに下瞼皮膚切開を勧めても、この治療法を拒否することが多いようです。
その理由は以下の通りです。
1.下瞼皮膚切開をすると皮膚切開痕が残存すること
2.ダウンタイム(回復時間)が長いこと
3.皮膚切開に伴う下瞼外反などの合併症併発の可能性が生じること
4.救命治療ではない、QOL(生活質向上)の美容治療に上記リスクを望まないこと
5.皮膚切開に対する本能的な恐れがあること
そこで皮膚切開法に代わり、本症例の如く経結膜的(目の裏側・結膜面アプローチ)が患者さんにとって大変有利な治療となります。しかし、この治療に伴う唯一の懸念事項は、皮膚切開せずに下眼窩脂肪を軽減・除去した場合、皮膚に弛みが生じて下瞼にしわが発生しないかということです。
当クリニックでは本症例の如く高齢で下瞼(目の下)のたるみが著しい場合、下眼窩脂肪軽減(除去)のみならず、皮膚切開なしに行う皮膚挙上操作を加えます。この皮膚挙上操作を適切に行うと、本症例のように治療後のしわ発生を伴うことなく、良好な結果が得られます。
皮膚挙上法についてですが、文章で簡潔に説明するのは極めて困難なので、この治療を求めてご来院頂いたお客様には、イラストと口頭で出来るだけ分かりやすく説明するようにしております。
なお本症例ですが、治療後に依然残存する下瞼色素沈着に対しては、今後漂白剤塗布などスキンケア治療で軽減を図ると、さらに良好な結果が得られるでしょう。

Follow us      •••••