経過
数年前より、目の下の色素沈着を気にされていました。二重治療についての相談もかねて、当クリニックに来院されました。
治療方針
両側、目の下に色素沈着を認めました。いわゆる“目の下のクマ(くま)”が存在しました。
目の下の色素沈着に関してはスキンケア治療(ビタミンCローション、ハイドロキノン塗布やケミカルピーリング及びビタミンC、プラセンタのイオン導入等)にて改善することをお勧めしました。
上まぶたは一重でしたので上まぶたの治療は埋没法による一針縫合(プチ二重)にて控えめな二重とすることにしました。
患者様は目の印象を全体的に良くする治療について詳しく聞きたいと尋ねられた為、目の裏からの脂肪除去による治療法について説明しました。この治療法は将来の目の下のクマ(くま)、たるみの予防になること、傷跡が残るようなリスクが皆無であることをお話したところ、是非この治療を受けたいと申し出られました。
治療後の評価
上まぶたに対する埋没法(一針)と目の下の脂肪除去治療により、全体的に目の印象が良くなっていることがわかります。上まぶたの二重は奥二重になっており、控えめで自然な仕上がりとなっています。目の下の脂肪除去により眼球のあるスペースに余裕が出来、治療前より目の開きが良くなっていることもわかります。
治療前からある目の下の色素沈着は依然存在するため、今後スキンケア治療を積極的に行う必要があります。
治療以前に比べると目の印象がかなり良くなったことがわかります。この患者様の写真を見るとわかるように、目の下から余計な脂肪が取り除かれたため、目の開きが画期的に良くなり、表情が明るくなり、美人度が増したと評価されます。
この効果は前回写真を撮影した治療後4ヶ月あとよりもさらに良くなった状態で定着しました。彼女は基本的にずっとこのままの、”ぱっちり”とした目の印象で過ごしてゆくことが出来るでしょう。
依然として両目下に茶色い色素沈着を認めますが、これはスキンケア治療によって改善できると思われます。
治療2年後の写真-17,18を観察すると、治療1年後の状態とほぼ変化がなく、症状が安定していることがわかります。