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cosmetics surgery blog

美容外科ブログ

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ネット宣伝依存からの解放

2014.02.08

美容医療を行うほとんどの施設は、その存在や治療行為を世間に知らしめるため、何らかの広告宣伝を行っている。そういった広告宣伝は通常医療でも行われており、駅看板や電話帳への掲載などでその存在を知らしめようとする。

ただ既存医療の場合、一度その存在が周囲に知られると次々に人から人へ伝わり広告宣伝の継続にさほど力を入れる必要はない。それは既存医療では治療行為を受けたことを患者さんたちは包み隠さず周囲に伝えるので、その評判は口コミとして自然に広がるからであろう。

だが美容医療の場合、これまでこのブログで何度も述べてきたように、たとえ良い治療を行っても人々は治療事実を口外しないため、その評判は口コミで広がりにくい。したがって美容医療の場合は既存医療と異なり、広告宣伝を継続的に行うことで集客せざるを得ない。

開業以来、僕も自分のクリニックの認知度を広げ安定した集客を獲得するため、ホームページ作成・更新に力を注いできた。だがここにきてネット広告に完全依存するあり方に疑問を持ち始めた。それは美容医療技術の本質や神髄をネットで伝えるのは極めて困難で、ネット(文章や図)で伝えきれない内容にこそ、本当に重要なポイントがあることを最近認識したからだ。

これまで医学は、論文記述などでその内容を伝えることがその発展の使命とされてきた。たしかに既存医療では、治療方法やその効果の記載は極めて有効である。だが美容医療、扱うのは”美”という極めて抽象的なもので、それを獲得する方法やその結果を明確に記載するのは容易ではない。たとえば、毛髪カット技術に卓越した”カリスマ美容師”の技術を文章化したり図示することは不可能であり、”カリスマ美容師”が自らの広告宣伝でその技術を記載することもないはずだ。

美容医療もこの”カリスマ美容師”の技術と同様で、その核心部を文章、図示化は出来ず、文章、図示化されるのは所詮その核心部の補足に過ぎない。ところが美容外科系医師たちは、この事実を必ずしも認識しているとは言えず、既存医療と同様その行為のすべてを文章、図示化しようと必死になる。

そして現在の美容医療の状況は、記載のみで美容医療の本質を伝えきれないため、治療を受ける側も何が正しいのかわからず、混状況が続いている言わざるを得ない。このホームページのみで美容医療の本質を伝えきれない現実を知った僕は、最近ホームページの頻繁な更新を控えるようしている。

その代わりに、クリニックを訪れるお客様たちにはホームページ情報はあくまで参考程度とし、クリニックや医師選びは実際にその場所まで足を運び、医師ー患者間の信頼関係の構築を大前提で治療を行うよう伝えいている。それがホームページ情報を鵜呑みにするよりも、はるかに正しい治療の選択法であるはずなのだ。


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