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cosmetics surgery blog

美容外科ブログ

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傷跡を残さない低侵襲性美容外科手術を

真実の美容医療を目指して-1(インターネット広告の弊害)

2012.09.08

先日、手術を終えて一息つきながら何気なくメールを見ていると、一通のメールが僕宛に届いていた。それは次のような内容だった。この患者さんは以前から目の下のクマ(くま)に悩んでいた。そこでインターネット検索をして見つけた都内にある某クリニックを受診した。

そしてこの某クリニックで下眼瞼への脂肪注入治療を受けた。治療直後から目の下が腫れぼったく、不自然な目つきになったが、担当医師からしばらく様子を見て欲しいと言われ症状が落ち着くのを待っていた。

それから数ヶ月が経過し症状は治療直後よりは改善したが、彼女のご主人や友人たちから目つきが変わったと指摘された。彼女はこの治療を受けたことが周囲に知られてしまうのでは不安になり、出来ることならすぐにでも僕に元に戻して欲しいとの相談だった。

治療を行った医師の見解は”注入した脂肪はどうすることも出来ないので様子を見るしかない”とのことだった。僕は彼女に”今しばらく様子を見てどうしても気に入らないのであれば、外科的に除去するしか方法はない”と返信したところ、彼女から”安易に治療を受けた自分が愚かだった”と治療を後悔する悲痛な様子の返答があった。

この患者さんは、インターネット広告に掲載された治療前後の症例写真が目に止まり、クリニックを受診し、クリニック・スタッフや医師のいわれるがままに治療を行った結果、思わぬ結果を招いた典型的なケースである。

症例写真などが満載されたインターネット広告は、一見信憑性が高いように見えるが、そこには落とし穴がある。何故なら、治療後写真はあくまで平面(2次元)なので、凹凸が目立ちにくく、実際(3次元)の状態よりも良く見えるからだ。さらにフォトショップ等の写真修正ソフトを用いれば、治療後の写真を修正して実際より良く見せることすら、やろうと思えばいくらでも簡単に出来るのが、現在のコンピューター・テクノロジーなのだ。

このようにインターネットは現実のように見えても現実とは若干異なる、いわゆる”仮想現実(Virtual)”の世界であることを我々は認識しなければいけない。そこに掲載された情報は、正しく見えても手を加えられたものの可能性もあるし、そういった不正は何ら検閲を受けることもないので、堂々と正しいふりをしている。

すなわちインターネットは、でたらめな情報と正しい情報が入り交じった、いわゆる”玉石混淆”の情報手段なのだ。したがって、インターネット広告を盲信することは非常に危険であり、ユーザーはこれをあくまで情報収集のための一つの道具程度と再認識すべきである。

僕に助けを求めた今回のトラブルもインターネット広告を盲信したがために発生したケースだが、こういったトラブルは我々がインターネット盲信を止めない限り、後を絶たないであろう。では何故美容医療でインターネットに依存した広告が用いられるのか次回検討する。

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