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美容外科ブログ

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もう少し楽観的に考えるべき日本の将来

2009.12.01

先日、秋葉原で行われた臨床抗老化学会の帰りに下町の繁華街へ立ち寄った。時刻は午後10時過ぎだったが、交差点に突然救急車が現れた。”どこか近くのビルでけが人でもでたのか?”と思ったが、救急車から降りてきた隊員たちは通報のあった住所を確認している。

けが人や病人らしき人があたりにいなく、救急隊員も途方に暮れている感じだった。救急隊員が 繁華街にいる一人の客引きの男となにやら話しをした後、救急隊員たちは担架を交差点の路地に運んだ。

一体どのような患者さんなのだろう?僕も好奇心に駆られて近づくと、ホームレスと思われる初老の女性が地面の上で横たわっていた。救急隊員が声をかけても反応に乏しく、その日はかなり気温が下がっていたが、薄い毛布をかけているだけで寒さに震えているようだった。

近くの客引きの男が「この女性、もうここに3日間も寝ているし、今晩は気温が下がり、雨が降るかもしれない。そうなると、命を落とす可能性がある。」と言った。多分、そこにいた客引きの誰かが、彼女の安否を気遣って救急車を呼んだのだろう。救急隊員はこのホームレス女性に何度か声をかけたが、まともな返事は返ってこなかった。

この結末がどうなるか知りたく、そこにいたかったが、友人たちが寒そうなそぶりをしながら「早く次に行こう。」と僕を呼び、仕方がなくその場を去った。

すっかり盛り上がった宴会後、横たわっていた女性のことも忘れていた。帰り際、同じ道を通ったところ、 先ほどの救急隊が彼女を収容したらしく、 ホームレス女性はそこにいなかった。それを見て僕はほっとした。

今から15年前、ニューヨークに留学していた頃、いたる所にホームレスがいた。だが、街行く人たちのほとんどがホームレスの存在を無視していた。その理由は「彼らにはホームレスの収容所など救いの手がさしのべられている。にもかかわらず、街中をうろついているのは彼ら自身の責任だ。」と言うことだった。

確かに理屈はその通りかも知れないが、真冬のニューヨークのアスファルトの上で息絶え絶えのホームレスたちを無視するのは忍びなかった。それに比べると、救急車が連れて行った今回の女性ホームレスのように、弱者を救う社会体制のある日本は、どんなに不景気といえどもまだ余裕がある国なのだ。

世界には毎日、口に入れる物を見つけるのに苦労する国がたくさんある。ある人が言っていたが、そういった貧しい国々の人たちがもし現在の日本に暮らしたら、経済的に豊かな現状に歓喜して毎日お祭り騒ぎをするだろうと言っていた。物は考えようで、現状に悲観するよりも、もっと楽観的に考えるべきで、この日本に暮らしていることは大変ありがたいことと再認識すべきであろう。

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