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cosmetics surgery blog

美容外科ブログ

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ゴルフ-1

2008.06.13

大学院進学
大学院は基礎医学研究を行い、卒業時には医学博士業を取得することが目的となる。だが、その頃の僕には、いわゆる”モラトリアム的甘え”(知的、肉体的には一人前に発達していながら、意図的に社会的な義務を果たさず、躊躇している生き方)があった。将来何をしたらよいか定まらない中、僕はとりあえず大学院に入学した。大学院ではこれといって、義務的な仕事はなかった。自分の所属した研究室の研究テーマを少しでも進めることが大学院生の仕事だが、それはあくまで本人の自主性に任される。
大学院には僕のように医学部を卒業してそのまま入学する医師は少なく、一度臨床医として社会で数年働いた先輩たちが、医学博士号取得のために入学するのが一般的だった。こういった先輩たちは、北海道の地方で診療をするかたわら、ゴルフを覚えて戻ってくることが多かった。 夜8時過ぎ、大学院での研究生活が終わる頃、その中の先輩医師が「ゴルフの打ちっ放しでも行ってみないか?」と誘われたのが、僕がゴルフを始めたきっかけだった。 今から15年以上前のことになる。
甘く見ていたゴルフ
若くて元気いっぱいだったその頃の僕は、”止まったボールを歩きながら打つゴルフ。これもスポーツなのだろうか?”それが僕が持っていたゴルフへのイメージだった。サッカーのように汗を流すのがスポーツだと思っていたので、”ゴルフはおじさんのスポーツ”と軽く見ていた。僕は物覚えがついた頃から、野球、サッカー、テニスなどの球技を見よう見まねでこなしてきたという自信があった。ゴルフもきっとすぐにうまくなるだろうと高を括っていた。
数回打ちっ放しに行くと、案の定すぐにボールに当たるようになった。そのとき、僕は”そら見たことか、やっぱりゴルフなんて簡単だよ。”と思った。その後すぐに先輩に連れられてゴルフコースに行くようになった。当時のスコアは120程度だったが、すぐに100を切れるようになるだろうと思っていた。大学院生活2年目に入っても研究目標が定まらない僕は、教授からニューヨークの共同研究室に留学することを命じられた。留学期間中、広大なアメリカは比較的安くゴルフが出来るので、毎週末よくゴルフに出かけた。一般的日本人のゴルフ観に”100を切れば一人前。”そんな風潮がある。定期的にゴルフコースに出かけると、スコアはそれなりに進歩した。ゴルフを始めて一年以内に、僕のスコアは100を切るレベルに達した。僕はゴルフが上手くなったつもりでいた。
それから長い年月が経過した。それなりにゴルフは継続していたが、ある時期は研修医としての仕事が忙しく、数年間全くゴルフクラブを握らないこともあった。肝心の僕のゴルフスコアはどこまでレベルアップしたか?結局、この15年間のベストスコアは90。常に90と100の間をうろつくような状態で、ほとんど上達していなかった。スポーツ好きな僕は、クリニックを開業してもサッカーやスキーなどのアクティヴなスポーツをやり続けてきた。そして、数年前無理がたたって、アキレス腱断裂という大怪我を経験し、体に気をつけてスポーツをするようになった。
全く上達しないゴルフ
そんなつらい体験の中からゴルフは体に優しく、生涯スポーツとして取り組んでゆけると思い、去年あたりから積極的に行うようになった。だが、依然スコアは全く伸びなかった。ベストスコアの90で回っても、納得のゆくゴルフのイメージとかけ離れていた。どうしてうまくならないのだろう?去年の暮れあたりから、僕は数ヶ月間、週2回、夜仕事が終わってから打ちっ放しに出かけた。自分なりにあれこれ考えながら、相変わらず我流で練習した。すると、スコアはベストスコアの90まで達したが、それ以下にはどうしても進歩しない。ゴルフコースに出ても僕は必死だった。少しでも効率的に上達するため、一打一打、いろいろ考えたり、悪い点を修正する努力をしたり、無心になって集中するなど、様々なことを行ってみた。しかし、何をしてもうまくいかなかった。
僕はゴルフに嫌気がさし始めた。「どうしてゴルフだけはいくら練習しても上手くならないのだろう?ばかばかしいからもうやめようか?」ミスショットを繰り返すたびに、僕は怒りとストレスで一杯になっていた。僕は自分の欠点を知りたいと思った。自分の欠点は意外に自分ではわかりにくい。一緒にゴルフに行く友人から「慌てて早く振りすぎ。」と指摘された。だが、ゴルフクラブは早く振らないと、ボールは遠くに飛ばない。リラックスして振らなければ当たらないのはわかっている。だが、コースに出て緊張すれば、どんなにゆっくり振ろうと思ってもそれが出来ないのがゴルフというスポーツなのだ。
昨年末は仕事が忙しく、しばらくゴルフに行けなかった。年の暮れが押し迫った年末のある日、僕は久しぶりに友人たちとのゴルフコンペに出かけた。ハーフを廻りきらないうちに僕の顔は顔面蒼白になった。スコアはすでに軽く50をオーバーしていた。この調子だと、最終的には120にも達する調子の悪さだった。正直、コースの途中でゴルフはもうやめたいと思った。「15年前に始めた時よりも成長しているどころか、下手になっている!」これはスポーツには自信のあった僕のプライドを著しく傷つけた。
僕はしばらくパニックに陥ったが、冷静になったときに自分自身に2つの選択肢を与えた。すなわち、ゴルフは完全に断念するか、もしくはこれまでとは異なった方法、つまりゴルフレッスンを受けてゼロからスタートするかのどちらかである。このスポーツが生涯スポーツで、老後の楽しみとしての価値を考慮すると、今投げ出すにはもったいないと思った。また、我流で15年間行ってきたこのスポーツ、一体何が上達を妨げる原因なのか、その理由を僕はこのスポーツに謙虚になることで知るべきだと感じた。幸運にも友人の紹介で、若くて気さくなプロゴルファーと知り合うことが出来た。僕は迷わずゴルフを一から習うことにした。僕のゴルフが正しいゴルフ理論からから完全に逸脱していることを、一度目のレッスンで知ることになり、僕は唖然とした。

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