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美容外科ブログ

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アンチエイジング診療の外-21(アントニオ猪木さん)

2006.06.05


故力道山の弟子たち
先日、自宅でのんびりしていると、ジム仲間の琴音氏から電話が来た。「近くでアントニオ猪木さんとスナックにいるので来ないか?」との誘いだ。時刻は10時過ぎだったが、僕の自宅からそのスナックまで、歩いて10分の距離だったので顔を出すことにした。
琴音氏とアントニオ猪木氏は今から40年ほど前、故力道山の弟子として格闘家を目指していた。琴音氏はヘビー級ボクサーとして活躍し、後年では007シリーズ“黄金の銃を持つ男”にジェームス・ボンドと戦う役で出演している。アントニオ猪木氏はご存知の通り、今でも大変社会的影響力を持つ元プロレスラーだ。二人との還暦を過ぎているのに、身長は185cm以上、体重100キロくらいある。それもそのはず、いまだに毎日ジムでトレーニングに励んでおり、見るからに健康的だ。しかし、かつてたくさんいた力道山の弟子たちの多くはすでにお亡くなりになっており、残っているのは数人らしい。この事実はそれだけ格闘技というものがいかに過酷であるかを物語っている。
今でも大人気のアントニオ猪木氏
アントニオ猪木氏とお会いしたのは3回目だが、あれだけの有名人にもかかわらず、とても気さくな方なので、楽しいひと時を過ごすことが出来た。10年程前まで参議院議員を2期務めた彼はスポーツ平和等を結成して、平和の実現に貢献された。イラク紛争時にフセインイラク元大統領に直接会って、日本人人質を開放することに成功したのは有名である。時計は12時を廻り、そろそろ帰路につこうかと思いきや、アントニオ猪木氏は「お腹がすいたので、何か食べて帰りましょう。」と言い、近くのオープン・カフェに立ち寄ることにした。
六本木の繁華街から少し外れたこのカフェには週末であったせいもあり、この時刻でも若者で賑わっていた。僕たち一同が道路沿いの席に座ると、中にいた若者たちはアントニオ猪木氏がいることに気がついて、歓声を上げた。僕たちは一通り注文を終える頃、その中の若者の一人が彼に握手を求めてきた。アントニオ猪木氏は快く握手に応じると、この若者はさらにアントニオ猪木氏と一緒に写真に撮ることを求めてきた。僕は内心、「そこまで要求するのは行き過ぎなのでは?」と思い、アントニオ猪木氏の反応に注目した。
それは、過去に僕が有名人に遭遇した際、同じようなことを要求したのだが、そばにいたマネージャーに一蹴されたからだ。マネージャーは僕に「芸能人は商品ですから、簡単に写真を撮らせるわけにはゆきません。特に最近はインターネットオークションで売り買いするようなことが後を絶ちませんから。」とその理由を述べた。写真撮影を求められた猪木氏はすぐに席を立ち上がり、快く写真撮影に応じた。若者たちは次から次に訪れ、「ウォー、アントニオ猪木と一緒に写真を撮ったぜ!」と喜んだ。結局、かなりの時間をアントニオ猪木氏はファンたちの対応に費やし、席につく頃には食べ物が冷めかけてくるほどであった。彼が席に着くや否や、今度は路上を通り過ぎる人たちが彼の存在に気がつき、声をかけてきた。それでもアントニオ猪木氏はいやな顔をせず、愛想を振舞いながら、「俺は男芸者みたいなもので、これは一生続けなきゃいけないのさ。」と冗談半分に言った。そばにいた琴音氏は「猪木さんは、有名になる運命を持って生まれたから、人々に注目され続けるのは彼の生涯の仕事みたいなものだよ。」と付け加えた。一般的に見ると、有名になることは羨ましい気もするが、理想と現実は違う。猪木氏のように超有名になると、好むと好まざるに関わらず、何時でも人々から注目され続ける。実際にその様子を目の当たりにして、「これでは気が休まる暇もなくて、ストレスが溜まりそう。有名人も楽ではないな。」と僕は思った。
同時にアントニオ猪木氏が何故長期にわたって、これほどまでに人気があるのか考えずにはいられなかった。過去の実績はもちろんのこと、愛嬌のあるキャラクターを見逃せない。プロレスラーというと怖いイメージがあるが、猪木氏に限っては常に微笑みを絶やさず、人懐っこい性格が前面に立つ。しかし、何と言ってもその人気の秘密は彼の存在感にあるのではなかろうか。人は言葉以外にも、その雰囲気やオーラでその人格の何たるかを表現できる。猪木氏くらいの超有名人はオーラが際立っているのが特徴であり、僕は一緒にいるとそれを強く感じる。縁があって、このように際立つオーラを持つ方々と知り合うこと出来、僕はとても幸運だ。
医療業界以外の人脈
医師は18歳くらいから、周りが将来医師になろうとする仲間のみの特殊な環境で育つ。北海道にいた頃は病院中心の生活で、友人たちも医師ばかりで医療業界以外の世界を知らなかった。実は多くの医師が“先生”と呼ばれる特殊な世界で暮らすため、無意識のうちに一般常識とかけ離れてしまうことも少なくない。そうなると、医療以外の世界では生きられず、悪く言うと“偏屈な存在”として特殊な目で見られる。僕も医学部入学以来、大学院進学、臨床医師となり、開業するまで20年近くをこの特殊な環境で過ごしたため、危うく偏った人間に陥るところだった。
東京に来て開業を目指すと、一番必要になったのは一般世間の常識、つまり普通の人たちと同じ目線で物を見ることだった。あくまで商売を起こす以上、医者としての特殊な感覚は通用しない。1年以上、開業準備にさまざまな経験をして、一般常識と同時に得ることが出来たのは医療関係者以外の人脈であった。最終的にこの人脈を持って開業にこぎつけることが出来たと言っても過言ではない。琴音氏のように、まるで僕の“東京のお父さん”のように接してくれる存在もいる。彼は開業時、僕が不安いっぱいでいると「何かあったら、いつでも俺に相談するのだよ。世の中は一人で悩んでいてどうすることが出来なくても、人脈があると簡単に解決できることがあるからね。」と励ましてくれた。琴音氏にはいまだ、幸いにも困ってお世話になったことはないが、僕のような医師が到底知りえない、芸能や政治界など、さまざまな分野に大変影響力のある人脈を持つ。アントニオ猪木氏とも琴音氏の紹介で知人となることが出来、琴音氏にとても感謝している。
食事の終わりにアントニオ猪木氏は笑いながら僕に「久保ちゃん、今度俺を30歳くらいの若さに戻してくれないかな?」と尋ねた。僕は「30歳はちょっと難しいですね。10歳くらいであれば現実的ですよ。ところで猪木さんはとても元気そうですが、いつまで現役だったのですか?」と逆に聞き返した。猪木さんは「俺は現役(原液)を薄めて使っているから、一生現役だよ。」と、割とつまらない駄洒落で切り返してきた。この冗談に周りでは誰も笑わないのに、猪木さん本人だけがげらげらと笑っているのがとても可愛らしく、印象的であった。

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