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cosmetics surgery blog

美容外科ブログ

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アンチエイジング診療の外ー7(僕自身が患者となった目の下のクマ(くま)、たるみ治療)

2006.01.24

’差別化’されるもの
僕のクリニックでは顔の治療、その中でも目の周りの治療を中心に行っている。それは、銀座で開業している僕のクリニックは激戦区の真っただ中にいる。周りと同じことをやっていてもお客さんは来てくれない。僕のクリニックではこれが得意ということを全面的に押し出してこそ患者さんが来てくれると思っている。キーワードではいわゆる”差別化”というものだ。競合他院から差別化される何かがあってこそ、cuvoの存在価値がある。では、cuvoが目の周りの治療で、他のクリニックとどのように差別化されているかについての経緯を述べたい。
そもそも、僕が目の周りの治療に興味を持ったのは十仁病院で勤務する間、保志名先生を始めとする顔専門の名医が在籍していたため、目の症例が圧倒的に多かったからだ。僕も何か特別なものを身に付けたいと常々思っていた。目の下の治療は皮膚のたるみがある場合は必ず皮膚切開法を行うことが一般的だったが、多くの患者さんたちが「うーん、やっぱり切られるのはちょっと怖いんで止めときます。」と躊躇する人が多かった。僕が患者さんの立場になってみても切られるのだけはいやだと思ったので、何かそれに代わる良い方法があればと考えていた。他の先生たちの共通の意見は「目の裏から脂肪を取っても、皮膚がたるむからね。やっぱり皮膚を切らなきゃだめなんじゃないのかな。」というものだった。僕はその度にいつも「でも、やっぱり人間は本能的に切られるのはいやだからな。」と自分の胸の中でつぶやいていた。
ある時僕は脂肪吸引の研修にポルトガルのリスボンを訪れた。この先生の専門は体幹部の脂肪吸引だったが、時として顔の治療を希望する患者さんが訪れていた。この先生は目の下のクマ(くま)、たるみ治療になんと皮膚の上から3ミリくらいの小さな穴を開けて脂肪を抜き取る治療を行っていた。白人の場合、傷跡が目立たないという体質があるので、皮膚の上に3ミリの穴を開けるのは悪くないかもしれないが、白人に比べ皮膚が厚く、傷が目立ちやすい東洋人には向いていないのではと正直思った。もう一つの問題点、脂肪を取った後の皮膚のたるみについてこの先生に次のようにと尋ねてみた。「先生、脂肪をとってもその後の余った皮膚はどうするんですか?」先生は「それは大丈夫ですよ。皮膚は脂肪が減った分くらいであればすぐに縮んできれいになりますよ。」と答えた。僕はその先生の過去の症例をみせてもらったのだが、確かに皮膚のたるみはそれほど目立たずきれいになっていた。僕はこれを契機に皮膚を切らずに目の下のクマ、たるみを治す意欲に駆り立てられた。良く考えてみると皮膚切開法でも皮膚を切り取る量は微々たるもので、もしかすると切り取らなくてもあまり差が出ないのではないかとひらめいた。それからは症例は少なかったものの、目の裏から脂肪のみ取り出す場合と余った皮膚を切って脂肪を取り出す方法を比べてみると確かに東洋人の場合でもそれほど差がないことが判明した。
施術について詳細はこちら目の下のクマ(くま)目の下のたるみ
’ライブサージェリー’で学んだこと
十仁病院で勤務医をしていた頃、国際美容外科学会が韓国で開かれたことがあった。僕は目の周りの治療について発表するためこの学会に参加した。僕の発表はともかく、各国から発表する先生たちの話はとても興味深い。それは諸外国の先生たちとはライバル関係にはないため、自分たちのやっていることをオープンに話せる環境にあるからだ。こういう学会に出席してこそ、本当に何が良い治療なのかわかるのだ。この学会では米国からも若手の先生たちが出席していた。僕は留学経験があって英語が苦にならないので、これらの先生たちとはすぐに仲良くなることが出来た。韓国人の先生たちもやはり英語がそれほど得意ではないので、知人の韓国人の先生からこの米国の先生たちの通訳を頼まれたのがきっかけだった。
この学会の最終日には’ライブ・サージェリー’と言って、学会の中で手術を実況中継するセッションがあった。通訳をしていた僕は米国の先生の助手としてこの手術に参加することになった。治療内容は顔面リフティングの新しい方法と目の裏からの目の下のクマ(くま)、たるみ治療だった。ライブ・サージェリーはとても興味深い。なぜなら、ソウル市街のクリニックで行っている治療を、生でそのクリニックから車で一時間ほど離れた学会会場に実況中継するからだ。執刀医はヘッドホン型のマイクをつけながら、学会会場で聞いている聴衆に説明しながら手術を行う。僕はこの米国人執刀医が手術をしやすいように介助をするのだが、目の前で見られるこの助手の位置は手術を学ぶ上で特等席だった。
特に興味があったのは目の裏からの行う目の下のクマ(くま)、たるみ治療のほうだった。僕もこの治療法を行っていたのだが、必ずしも治療成績が安定しているとは言えなかった。僕の方法では過不足なく脂肪を取り除くことが出来ず、時として取り残し等が生じたからだ。表から皮膚切開を行うと、直視下で脂肪を同定出来るので間違いなく取り出せるのだが、手技の難しい目の裏の粘膜から適切に脂肪を取り出すことがどうしても上手く行かなかったのだ。そのため僕は目の裏からの治療法を患者さんたちに積極的に勧めることは出来なかった。
この米国人医師の方法は画期的だった。ニューヨークのバッファローという場所で大学の教授をしながら、自分でクリニックを営むこの先生の方法は大変論理的で僕は思わず「なるほど、これはすごい!」とうなった。それは目の裏からの侵入法のわずかな違いなのだが、この先生の方法だと目の裏から適切な量の脂肪を取り出すことが出来るとわかったのだ。この方法は米国ではかなり昔から行われている方法らしいのだが、このような良い方法がどうして有名でないのだろうかと思った。よく考えてみると、米国では日本人ほど多くの人に目の下のクマ(くま)、たるみがないので、それほどまで普及していなかったのであろう。そこで僕は’はっ’と思った。「日本人は7割近くの人に目の下のクマ(くま)、たるみがあるじゃないか。」と。「もしかするとこの方法を日本で行えばとても役に立つのでは。」という第六感が働いた。僕はこのライブ・サージェリーを終えた後、この先生に「先生、この目の裏からの治療はとっても素晴らしいと思います。僕もこの手技を身につけたいので、先生の治療を見学しに行ってもよろしいですか?」と尋ねた。この先生は快く引き受けてくれて、その夏僕は一週間ほど米国にこの治療を習得するため旅立った。この先生からいくつかのポイントを教えていただくことで、僕はすっかりこの手法を身につけた。
施術について詳細はこちら目の下のクマ(くま)目の下のたるみ
僕自身がこの治療法の患者になった。
僕は米国で習得したこの治療法を日本でも積極的に行うようにした。この3年間ですでに500人以上の患者さんにこの治療を試みた所、とても満足度が高く、僕の予想通りの結果となった。この方法が優れているのは、目の下の脂肪をきれいに出すことが出来るので取る量を調節出来ることだ。人によって皮膚の厚さ、色、骨格などは千差万別だ。目の下のクマ(くま)をきれいに取るためには、個人個人のこの体質に合わせて、適切に取ることが最も重要であることにこの3年間の治療経験から気がついた。これからも、どんどん取りつづけるだろうが、実は僕にも目の下の脂肪がたっぷりとあって、年々それが膨らみだしていた。この治療をやればやるほど僕の患者さんたちはみんなすっきりしてゆくのに僕だけ取り残されてゆく気持ちがしてならなかった。ただし、この治療は自分自身に施すことだけはどうしても出来ない。ヒアルロン酸やボトックスは自分の顔に打ったことがあるが、自分の目を使うために目の治療だけはどうすることも出来ないジレンマがあるのだ。僕はこの治療を受けるためにそのうち僕がこの手技を習った米国バッファローの先生の所まで行かなければならないと覚悟していた。しかし、昨年春に開業をした僕はこのクリニックを安定させるために毎日必死なので、1週間近く固めて休みを取ることは到底不可能だった。
昨年春に開業を始めてから目の下の治療を受ける患者さんが次々に訪れ、治療を受けるとすっきりと若返ってゆくのをみて僕のジレンマは募るばかりだった。どうすればよいか考えた末に日本でこの治療法を出来る先生を一生懸命探してみた。その結果、慶応大学医学部形成外科講師の緒方寿夫先生がこの技術を習得していることがわかった。僕はすぐにカウンセリングの予約を取った。形成外科診療で忙しい緒方先生のスケジュールで僕のカウンセリングは一ヶ月後に設定された。この時、僕は患者さんの気持ちがよくわかった。一度治療を受ける決心をすると一刻も早く治療を受けたくなるということを。
一ヶ月後に僕はカウンセリングで緒方先生に初対面となった。いざ、患者の立場になると意外に緊張するものだ。僕は自分の担当医の一挙手一投足を観察した。本当にこの先生に治療をお願い出来るのか全集中力を使って観察した。なんて言ったって自分の顔をいじらせるのだから、信頼の置ける医師でなければ任せることは絶対に出来ない。第一印象で緒方先生が知性的でしかも運動神経のいい方であると感じた。次に僕は手を見た。外科医の場合、手を見ると僕はその先生が手術が上手かどうかわかると思っている。緒方先生の手はしっかりと締まっていて、相当数の手術をこなしているのがすぐに分かった。この時点で僕はこの先生の治療を受けることを決心した。緒方先生は僕の予約情報から僕が銀座で美容系クリニックを開業していることを知っていた。僕は緒方先生に僕が米国で習った方法をどのように習得したのか尋ねてみた。緒方先生は「スペインにこの方法を得意とする先生がいて、その先生から学んだ。」と教えてくれた。この方法には2つの流れがあり、一つがヨーロッパ流、もう一つが米国流で緒方先生と僕はそれぞれ別のルートから習得したのだ。手術法には使う道具を含めて多少の違いはあるものの、結果は同様になることがわかった。僕はその場でこの治療を受けたかったのだが、緒方先生が美容治療を行える日時は限られていて、僕の予約はなんとそれから2ヶ月後になってしまった。僕はひたすら辛抱するしかなかったが、僕と同様の方法で治療できるのは日本ではこの先生しかいないため、どうすることも出来なかった。
僕は自分の治療日が来るのを指折り待った。そして昨年10月上旬にその日はやってきた。この治療法は僕が毎日やっている方法なので、僕は何も説明を聞く必要がなかった。全く緊張しなかったのだが、ベッドの上に横になった途端、急に不安に苛まれた。僕の患者さんもこの治療を受ける前はさぞかし不安なのだろうとこの時感じた。そういえば、患者の中には前日の夜は緊張のあまりに寝ることが出来なかったという人もいるほどだ。治療が開始されてからすべての瞬間について、僕は自分の目の下で今何がされているのか手に取るようにわかった。
治療は30分足らずで終了し痛みもほとんどなかった。2~3日程度のむくみはあったものの、結果は良好で今では目の下のたるみが消え、かなりすっきりした。自分が患者になることで患者の気持ち、この治療法の価値について納得することが出来た。また、医療行為を受ける場合、自分が信頼の置ける医師を見つけることが何よりも大切であると感じた。今日も僕のクリニックにはかつての僕と同じ悩みを持つ患者さんが訪れている。僕は患者さんに「実は僕もこの治療の患者だったんですよ。」と告げながら、出来るだけ自分が患者さんだった時の気持ちを忘れずに診療に臨むように心がけている。
施術について詳細はこちら目の下のクマ(くま)目の下のたるみ

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