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cosmetics surgery blog

美容外科ブログ

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女性について-1

2006.01.05

渡辺淳一先生
北海道出身の医師の先輩で著名人といえば作家の渡辺淳一氏がいる。彼はかつて、整形外科医師だった。ある時僕は北海道、室蘭市で開かれた整形外科学会に参加したところ、渡辺先生がこの学会に招待され記念講演を行った。医師による学会の発表は大半の場合、原稿の丸読みかスライドを使ったお決まりの発表で、どちらかというと眠たくなる場合が多い。渡辺先生の講演は一般医師の発表と全く違って、壇上に立つとスライドも原稿もなしに話を切り出した。もちろん、今や彼は医師として働いていないので、他医師たちと立場が違うのだが、何も準備なしに話を出来るという彼の能力に対して一気に興味が湧いた。
渡辺先生は、室蘭にまつわる自分の思い出話を始めた。あまりその内容は覚えていないのだが、彼が学生時代に恋に落ちた女性と室蘭で泊まった夜の話だった。彼の小説を読むと、“男女の愛とは?女性とは?”というテーマが常に存在する。それは、彼自身の経験を通して感じたものが小説に書かれていると思われるが、その経験についていくつか語ってくれた。渡辺先生は話はじめてから時間が経つにつれてどんどん饒舌になり、その内容も面白くなってきた。いかに彼が女性に対して観察力があり、さまざまなことを感じているのかうかがえる。
“あべさだ”の情愛
その中でも、小説“失楽園”の題材となった“あべさだ”に関しての分析はとても面白い。一般的に男女は出会ってコミュニケーションをとりながら恋愛に落ち、肉体関係に結びついてゆく。しかし“あべさだ”の場合、これが逆だった。出会った時二人はそれほど惹かれ合っていなかったが、肉体関係から始まった二人は、その関係を重ねるうちに情が入り愛し合うようになる。二人は激しく愛し合うようになり、一緒に居る時は窓も開けないようにした。二人の愛のエネルギーが外に漏れるのを避けるためにだ。この関係は肉体関係が発端となり、心までどっぷり深く愛し合うようになって抜けられなくなってしまった。不運にも“あべさだ”と男の関係は不倫だった。どうしても男を手に入れることの出来ない運命にあった“あべさだ”は、その男を永遠に自分のものにしておく意味で男の一物を切り落として持ち歩いている所を捕まった。これは実話らしいが、渡辺先生が言いたかったことは肉体関係から‘ハマって’しまう愛は存在するし、そのほうが抜けきれなくなってしまう場合が多いらしい。小説“失楽園”は“あべさだ”の話をヒントに、肉体的愛欲がいわゆるプラトニック・ラブに発展する男女愛を描いたものだ。
難しい男女関係
一般的男性の場合、結婚を考えるとすればたいていの場合はこうだ。「一人暮らしもそろそろ疲れてきたし、会社の上司や家族から結婚した方がいいのでは。」と言われ、身近な相手と結婚する。そんな二人が結婚すると、あくまで他人行儀なので、良い関係を維持するには相手を尊重する大人の態度が必要だ。しかし、いったん関係が悪くなるとほんの少しのことでも気になってしょうがなくなる。あるカップルは同じ歯磨き粉チューブを使っていたが、夫は几帳面な性格でチューブの下から少しづつ使わなければ気がすまない。妻はアバウトな性格で、チューブの真ん中から勢い良く‘どん’と凹みをつけて押し出す。それを見た夫はどうしても許せず、口論となってしまった。いったんこのような些細なことを言い出したら切りがなくなり、結局二人は離婚することになってしまったそうだ。
愛の希薄なカップルは些細なことでも破綻することがあるので、たとえ肉体関係から始まろうと愛の深い関係の方が良いかとも思える。しかし、これも長く維持できるかといえば極めて危うい。小説“失楽園”にしても結局二人の自殺で幕が閉じた。ではどのような男女関係が良いのかと言えば、誰もはっきりとした答えが出せない。そこが渡辺淳一先生の追求するテーマ、‘そこはかとない男女の愛’なのだろうか。
偉大さの影にある絶え間ない努力
渡辺淳一先生は整形外科医としてもとても優秀だったらしい。背も高くなかなかのハンサムなので、女性にもとてももてたという話を聞いたことがある。当然、それくらいの経験がなければあのような恋愛小説など書けるはずがない。医師としても優秀、ハンサムで文才もある。それだけでも相当なことなのだが、渡辺先生の最も素晴らしい所はそれで甘んじなかったことだ。彼はスナックで飲んでいる最中でも、スナックのママが面白い小話をしたらそのままにして置かなかった。僕だったら「ははは、面白い話ですね。」程度で済ましてしまう。渡辺先生の場合、どんなに飲んでいるときでもそういう面白い話があればすかさずメモを取っていたらしい。天才と言われたエジソンの言葉に「偉大な仕事は1%の才能と99%の努力から成る。」というのがある。渡辺先生も同様にどんなに女性に持ててもそれで満足せず、それを世に伝えると姿勢を持ち続けているためにあれほどの人気作家となることが出来たのだ。
“そこはかとない男女関係”を知る上では、女性がどのような生き物なのか知ることがとても大切だ。僕は美容外科医として女性を観察できる立場にある。顧客として常に関わる女性を知ることは美容外科医としての必須条件でもある。今後は美容外科医として気がついた女性の魅力や特性について、ブログに記載してゆけたらと思う。

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