2022年9月21日
大自然の中で気付いたこと-1
前回まで3度に渡ってバンクーバー島・サバイバル生活の番組を視聴して感動し、その内容について僕なりの分析を述べましたが、普段僕は東京のど真ん中、つまりバンクーバー島の森の中での暮らしとは真逆の環境で生活しているせいか、この番組から得るものが大きいように思えたからです(^_^)
さて多忙なゴールデンウィークの仕事後一息つくため、しばらく札幌の実家に帰省しましたが、現在北海道・ニセコで暮らす(海外出身の)友人たちが”たまにはニセコにも顔を出したら?”というので、久しぶりにニセコを訪れました。
今回僕がお邪魔したのは、ニセコ町縦断する道路から少し外れた森の中にあ一軒家でしたが、この場所で四方を見渡すと近くに他の家が全くないし、耳を澄すとカラス・ウグイスの鳴く声、森を吹き抜ける風が木々を揺らす音しかしないので、前回ブログ記載したサバイバル生活のほんの一部を彷彿出来る気がしました(^_^;
早速友人宅家に入り僕が数日滞在する部屋へ向かうと、普段誰も使用していないからかベッド上、そして部屋の四方にある窓枠には寒さ凌ぎに侵入したと思われる”カメムシ”など昆虫たちが沢山いて”ギョッ”としましたが、”森林での暮らしなんだからしょうがない。。”と割り切りました(>_<)
特に”カメムシ”は捕まえようすると臭い液体を放出するので悪名高く、そっとしておいたほうが良さそうだったので、内心僕は”今晩は昆虫たちと寝ることになる。。”と覚悟を決めましたが、この部屋に僕の荷物を持ち込みiPadから音楽を流したりした後、日が暮れたのでブラインドを閉めに部屋へ戻ると、不思議なことに昆虫たちは姿を消していたのです(O_O)
そこで僕は気付いたのですが、都会では害虫が出現すると反射的に退治・駆除を考えますが、こういった大自然での生活は、人も昆虫もお互い干渉し合わなければ必ずしも害虫とは言えないし、ニセコのカメムシたちのように僕が部屋を使い始めた途端それを察して出て行ってくれたのであれば、昆虫たちは都会にどっぷりと漬かった僕のような人間たちが考えるより遥かに賢いのかもしれません。
さて本パンデミックから3年目を迎えたニセコの現状についてお伝えすると、所謂”インバウンド(海外からのお客さんたち)”は残念ながら今年も戻って来ておらず、と言うのも”インバウンド”=中国大陸・香港・シンガポールの中国人たちですが、これらの国々が依然扉を閉ざしたままだからです。。
パンデミック到来前は”ニセコ・バブル”と呼ばれるように、この中国人”インバウンド需要”がニセコ土地価格を異常なほど高騰させましたが、現在は地価高騰バブルもはじけてしまったようで、ニセコ市街を車で走ると至る所に”For Sale”(土地・家屋売り出し中)の看板が出ていました。。
一方、この消えたインバウンド需要を日本人たちが埋め始め、つまり、我々が北海道(ニセコ)の価値を再認識し始めたようで、本来あるべき姿に戻ったとも言えるのでしょうし2030年には北海道新幹線が函館~札幌間に開通しニセコ近くの倶知安駅にも新幹線が止まるし、その時期に合わせて札幌にて再び冬季オリンピック開催の可能性が高くなってきたので、それを楽しみに今後この地域の様子を追いかけてゆこうと思います\(^o^)/