2022年9月21日
宣伝広告するのは二流なの?
本パンデミックが勃発以来既に3年目に突入しましたが、新型コロナ・ウイルスは形(遺伝子)を変えながら依然社会的に悪影響を及ぼしてて何かスッキリしないものの、諸外国ではすっかりウィズ・コロナ体制を整えコロナ以前と同様のマスクなし生活が出来る国々も現れ始めたようです。
残念ながら我が国は未だマスク着用100%を維持していおり、さすが真面目な日本人たちの規則遵守は素晴らしのですが、逆に言うと日本人は同調圧力(peer pressure)重視の国民性とも言え、いずれにせよ今後のパンデミックの僕の見通しは別の機会に触れたいと思います。
さて今回のテーマですが、我が国でも上述の如くパンデミックの凄まじいハンデを背負った状態でもビジネス前進させてゆかねばならず、これこそまさに弱肉強食の闘いでもあり、生き残りをかけた努力をしていないと、いつ何時ビジネスが立ち行かなくなっても不思議ではありません。
とは言ってもどんな時代も常に経済は循環し続けているので、その循環、つまり社会ニーズにマッチしたビジネスを展開出来れば日本国自体が破綻でもしない限り、必ずやって行けるはずなので努力しがいは十分にあるはずです。
そんなことを考えながら先日あるテレビ番組を見ていると、塩作り職人の話が報じられていてついつい目を奪われましたが、というのもその職人さん若い頃プロサーファーを目指していたものの、その芽が出なかったので次に何をしようかと考えていたところ、サーファーとして慣れ親しんだ海に因んで塩造りを考えたようです。
そこで彼は高知のカリスマ塩職人のところへ弟子入り後類い稀なる能力を発揮したようで、今や日本を代表する美味しい塩造り職人として世界的にも有名となり、日本のみならず世界中の有名・高級レストランから彼の作った塩の注文が入り、その値段は普通の塩のなんと100倍にまで高騰しているようでした(O_O)
そしてこの塩職人さん、今度は自分が師匠として弟子たちを育てており、こういった技術職は師匠が弟子たちに手取り足取り教えてくれはしないので、師匠・先輩外科医の背中を見ながら自分で試行錯誤しながら学び取って行くのはそれは僕の外科医の仕事も同様です^^;
さて次が今回の本題ですが、テレビスタッフがこの塩職人さんに「塩のマーケティング(セールス)はどのようにしていますか?」と尋ねると彼はニヤッとしてから「宣伝しないと売れないのであれば、それは二流の証拠です。本当に美味しい・価値ある塩を作れば黙っていても売れてゆくものです」と言い切りました。
そこで僕は“ハッ“と気付いたのが、この塩職人さんの言葉こそ僕が目指していた仕事の在り方だったことで、開業当初から“いつか宣伝無しにビジネスを成立させたい!“と夢見ていたものの、今ひとつその実現に自信が持てませんでした>_<
でも今回、彼の“良いモノを作れば(僕の場合、良い手術をすれば)黙っていても人々はそれを求める“との自信に溢れる言葉を聴きこれこそ“ビジネスの真髄“と確信したので、今後一流ビジネスを目指して邁進してゆこうと思います^_^