CUVO

オリジナルEYEデザイン

美容外科ブログ

2022年9月21日
困難な時代への突入とそれに向けた提言

不意打ちを食らった世界

今年に入って僕のクリニックがある7階建てビルからテナントが2件、矢継ぎ早に退出するのを目撃し、その一つのテナントは同業者(美容医療・毛髪専門クリニック)だっただけに一層強い衝撃を受けた。

昨年からの勃発した本パンデミックは誰にとってもまるで”寝耳に水”のようであり、全く予想だにしない不意打ちで、それまで順風満帆、もしくは安定した将来を過信して大胆なビジネス経営・展開していた人々にしてみると、パンデミック後のこの一年は大変厳しいものとなったはずである。。

そしてこの不意打ち(パンデミック)に耐えきれなかった企業体は、大変残念だが上記テナントのように閉院せざるを得なく、それを客観的に見ながら”明日は我が身”と僕は気持ちを引き締めざるを得なかった。

意外にも底堅い美容医療需要

今振り返ると僕は開業医として2007年リーマンショックと2011年東日本大震災を経験し、その際、緊急性を要しない美容医療は真っ先に切り捨てられるだろうと覚悟を決めたが、不幸中の幸いにもその悲観的予想を裏切って、お客様たちがクリニックに足を運んで頂いた感動を決して忘れはしないのと、意外にも底堅い美容医療ニーズを確信したのだ。

勿論僕もこの大事態を全く予想していなかったが、実はこの数年増加一途にあった”インバウンド需要”(中国大陸からの来院者)が、何かの契機に一気に失われる日が近い将来来るだろうと覚悟していたお陰で、本パンデミックのダメージが最小限で食い止められているので、”勝って兜の緒を締めよ”との諺があるように、日々緊張感を持ちながらクリニック経営する意味を痛感した。

そしてこのブログを書いて”ふ”と想い出し、繰り返しにはなるもののここに書き留めておくべきと思ったのが、上記・前代未聞ピンチにこのクリニックを見捨てず暖かく見守って頂いたお客様たちがいたお陰で今の僕があるので、その恩返しは僕がこの医療を出来る限り長くやり抜くべきと悟ったことである。

パンデミックによる危機的社会状況

話しを本パンデミックの社会・経済的悪影響に戻すと、どうやらこのトラブルはリーマンショック・東日本大震災より明らかに社会的悪影響が強く、その理由はトラブル勃発から1年以上経過しても一向に終息せず、社会・経済状況はまるでボクサーがボディブローを食らい続けてフラフラになったのと同様である。

このウイルスによる健康被害は勿論深刻ではあるものの、それ以上に深刻になのがいつ戻るか分からない経済循環で、飲食・旅行業を筆頭に多くの業種で壊滅的ダメージを受け、売り上げが前年比の50%以下の企業体が続出しいると聞く。。

ここまで売り上げ減少に転じると多くの企業体が規模縮小、すなわち従業員を減らさざるを得なく、それでも持ち堪えられないと企業閉鎖、そうなると失業者が増加しその中には将来を悲観して自殺者が出現といった悪循環が始まり、新型コロナウイルス感染症自体より経済的損失による健康被害・死者増加が起こりかねない。

ピンチ後のチャンス

本状況を楽観的に観るのは極めて困難であるが、その中に一筋の希望を見出すとするならば人類はこれまで何度もパンデミックを克服している事実から、本パンデミックも遅かれ早かれ必ず終息する日が来ることを知る必要がある。

そして、その日が訪れるまでこのサバイバルゲームのような状況を試練、もしくはトレーニングと捉えるべきで、この困難から抜け出しそれまで生き残った勝利者たちは強靱な能力・体力を兼ね備えているはずで、その者たちには明るい将来が待っているであろう。

技術者ブログ一覧へ

Follow us      •••••