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美容外科ブログ

2022年9月21日
大震災の爪痕

未曾有の大震災から3週間が経過した。余震は継続しているが、地震はほぼ収束に向かっており、一安心と言っていいだろう。だがその後、原発事故による放射能漏れ、物資不足、交通遮断など、この震災に関連した多くの問題が勃発し、我々の生活を脅かしている。銀座の街並みからはネオンが消え、地下鉄ホームも省エネのためかなり暗くしているせいか、発展途上国の夜のような印象すら受ける。

コンビニやスーパーでは、食料品やミネラルウオーターの品切れが続いている。この事実は我々の生活が各地域と連携していて、その歯車の一つが外れると大きな支障を来す現代社会のもろさを証明する結果となった。今回の地震規模は想定外ではあったが、地震そのものよりも2次的に発生した津波や原発事故が世界を震撼させている。

物事には”因果関係”があり、何か(結果)が起きたとき、その結果には原因が必ずあるとされる。今回の震災(結果)の原因は何だったのか?それは豊かになりすぎたことによる現代社会の危険性を、誰しもが認識せざるを得ない限界まで達したからだと僕は思っている。

現時点での一番の懸念事項は、福島原発放射能漏れによる我々への健康被害である。 日本沿岸には20施設近くの原子力発電所があるが、2030年までに新たに20基ほどの原発を設置する予定があるという。少子高齢化で著しく人口減少している我が国で、これほどまで危険な原発を増設する必要が本当にあるのだろうか。

慣れるまでにしばらく時間は必要だったものの、銀座のネオン消灯や地下鉄の節電による暗さへも違和感はなくなった。夏の冷房等による消費電力増加も市街の緑化や職場での服装、勤務時間帯の調整など、我々の意識がほんの少し変わるだけで大幅に節約できるはずだ。今回の震災で犠牲となった多くの人々の悲劇を繰り返さないよう、残された我々がもう少し国の政策等に関心を持って、安全な暮らしを確約するインフラを選択すべき時が来ている。

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