2023年12月31日
2023(平成五年)を終えるに当たって
今年は2020年から3年間継続しながら幾たびかの緊急事態宣言等で、その都度日常生活に支障を来していた新型パンデミックがほぼ収束し、今年5月新型コロナウイルスはインフルエンザ同様、5類感染症に分類され、ようやくパンデミック以前の日常が戻りました。
本パンデミックは、百年に1度くらいの確率で起こる前代未聞のハプニングでしたが、ここで歴史上発生したパンデミックを振り返ると、人類は紀元前から天然痘(全身に瘢痕・あばたを残したり、死亡率が高いウイルス感染症として世界中で流行)に悩まされ続けたものの、19世紀幕開けと同時に、英国の医学者”ジェンナー”により発明された種痘ワクチンの恩恵にて、1980年頃天然痘は根絶されました。
その後14世紀にはペスト、19~20世紀にはコレラ、そして20世紀に入りインフルエンザ・ウイルスがスペイン風邪として大流行し、4,000万人(当時の2%)の人々が命を落としましたが、その後1980年代にHIV(エイズ)が出現して世界を震撼させた後、2020年出現したのが新型コロナウイルスでした。
なので確率論からすると、当分こういった地球規模の感染症は起こらないはずですし、そう祈りたいものですが、どうやら人類の進化とともに、つまり、自然(オーガニック)から遠ざかるライフスタイルに意向するにつれ人々の免疫力は低下するので、これまで以上の頻度で新パンデミックが到来するかもしれず、今後一層健康に留意すべき時代が到来したのです(O_O)
随分前置きが長くなりましたが、”これまでの日常”が戻った今年、中国系お客様(インバウンド)に沢山お越し頂いたお陰で、クリニックもパンデミック以前同様の賑わいと取り戻し、多忙な1年となったことにとても感謝しています(^_^)
僕自身今年最も嬉しかった出来事は、医師には仕事を分析し、それを記録(論文)に残す使命が課せられていますが、パンデミックの空白期間を利用しながら書き続けた論文が今年新たに完成したことで、しかも本論文は昨年に続き米国形成外科雑誌に掲載されたので、医師の責務を果たした達成感の得られる記念すべき年となりました\(^o^)/
最後に、本ブログは開始当初から今年初頭まで週2回更新していましたが、論文執筆等に追われ、今春から週一度に更新頻度を減らさざるを得なくなりましたが、このペースだと論文執筆の負担にならず更新可能なので、当分このペースで行う予定です(^0^;)
また今月中旬のブログにて、過去に僕の身に起こった重大な健康上トラブルの告白を開始しましたが(O_O)、この話はまだ完結せず来年に持ち越すものの、こういった恥ずかしい身の上話が出来るようになったのも、来年このクリニックは開業20年目の大きな節目を向かえ、僕自身の心境に変革が起たからでしょうか。。
なので本ブログは来年以降、以前より更新頻度を落とす分その内容は出来るだけ濃くし、皆様に興味・関心を持って頂けるよう努めて参りますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
皆様におかれましてもどうぞ良いお年をお迎えください!