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美容外科ブログ

2022年9月19日
アンチエイジング診療の外-20(大阪を訪れて)

“イペ”について 当クリニックで販売するサプリメント“イペ”を販売する山口社長を尋ねて、大阪に向かった。“イペ”というサプリメントは一般的にまだ馴染みが少ないかもしれない。しかし、サプリメントの中で良く売れているものを調べると、上位15位にランクインする売れ筋のサプリである。“イペ”はエジプトアマゾン奥深くに太古の昔から育成するイペという植物から抽出される。“イペ”はブラジルの国を代表する植物として有名であるが、それはアマゾンに住む原始民族のインデアンたちがこの植物をさまざまな目的で使われたことによる。 ではサプリメントとしての“イペ”の働きはどのようなものなのだろうか?“イペ”にはラパコールと呼ばれる成分が含まれる。この成分は抗炎症作用があり、マラリアなどの寄生虫をはじめ、ウイルス感染症にまで効く。そのため、アマゾン原住民族は“イペ”で病気を治してきたのだ。“イペ”にはマルチミネラルも豊富に含まれ、サプリメントとしてアンチエイジング目的にも用いられている。しかし、その効用で最も注目されるのが、癌への効果である。“イペ”は免疫力を高めて癌を抑える強力な作用を有している事が近年注目されている。癌は転移していると、外科手術ではどうにもならないし、化学療法や放射線療法では激しい副作用が問題になる。しかし、“イペ”にはこういった副作用がなく、“イペ”を1ヶ月ほど服用すると、驚くべき事に癌が小さくなる事が証明されている。長年癌を治療してきた医師もこの“イペ”の効用には驚かされるらしい。現代医療は完璧と呼ぶにはほど遠く、人間が長年用いてきた天然ハーブなどが安全で効果的であり、イペはまさにその代表的なものと言える。“イペ”販売に携わる山口社長は早くからこのハーブに着目し、日本に紹介した第一人者である。僕も“イペ”をアンチエイジング目的で服用しているが、その成果あって体調は極めて良い。このような天然のハーブ類などを用いた医療の価値はこれからどんどん見直されるに違いない。 “イペ”販売会社の山口社長 “イペ”販売会社山口社長はすでに大成功者で、最近は“病気に克つ人、負ける人”という文庫本を出版されたが、この本の売れ行きも好調らしい。一度“成功へのオーラ”を身につけた人は、何をしても高確率で成功するようでうらやましい限りだ。山口社長のオフィスを訪れると、そこには社長が趣味で集めている日本刀を見せていただいた。「趣味で日本刀?」僕は腑に落ちなかったが、山口社長曰く、「日本刀には精神を高めるパワーが備わっています。君も一本手に入れると、“良い気”が高まりますよ。」との助言を頂いた。「彼が成功しているのも、もしかするとこの日本刀のパワーによるものなのだろうか?」と考えていると、山口社長はオフィスのスペースに何やら厚紙で出来た円柱上のものを用意した。僕は何をするのかと思いきや、日本刀でこれを真っ二つに切り落とすというのだ。そのために使う日本刀を見せてもらうと、その刃は鋭く研がれていて、気をつけて触らなければ手が切れるほどだ。山口社長が見本で居合い切りを行うと円柱の厚紙は見事に真っ二つに切り落ちた。次に「僕にやってみなさい。」ということで、日本刀を受け取ってみたものの、その鋭い刃に圧倒されてしまった。恐る恐る振り下ろすと、日本刀は厚紙に挟まって抜けなくなってしまった。切り落とすためには瞬時に振り下ろす集中力が必要なのだろうが、ビビりながらではそれは不可能だ。昔、日本でも侍たちがこんな恐ろしい武器をよくぞ持ち歩いていたものだと改めて思ったが、山口社長曰く「刀はあくまで戦いの抑止力に使われていて、一度も刀を抜かなかった侍のほうが多いのです。」要は原爆と同様、強力な武器を所持する事で、相手が怖くて戦いをいどまないという抑止力が働く。実際に刀を手にするとその意味が良くわかった。 大阪の街 大阪の街は明らかに東京と様相が異なっている。東京は場所によって街の特色が明確で、IT ビジネスと株、金融の街“六本木ヒルズ”やアパレルの街“青山”のような住み分けがある。それに比べて大阪は全体的に一様で、皆が平等に暮らしている感じだ。どちらが勝っているとも言えないが、大阪は人々が人なつっこく、馴染みやすい印象があった。 午後から大阪の街を案内していただいたのだが、“通天閣”や“道頓堀”という場所に連れて行ってもらった。そこで食事をしながら人々の姿を見ていると、東京を歩いている若者とはファッションが異なる事に気がついた。色彩はより原色に近いものが多く、鮮やかでやや派手な感じがする。関東の文化には迎合しない主張がうかがえるのだが、「何故、ファッションはあのように独特なのだろう?」と山口社長に尋ねると、「それは“チョゴリ”などを身につける朝鮮文化の影響です。」と教えてくれた。「なるほど、大阪は関東の文化ではなく、歴史的に深く関わりのあった朝鮮文化を取り入れて、独自なものになっているのか。」とピンときた。焼き肉、お好み焼きなど美味しい食べ物も朝鮮文化に深く関与している。 新幹線“のぞみ”に乗ると3時間足らずの距離だが、同じ日本でありながらその文化は全く異なる。振り返ってみると東京に来て5年間、様々な人々に出会ったが、ほとんどが関東、もしくは九州、東北、北海道出身でその中に大阪出身の人は一人もいない。大阪の人たちは自分たちの街を離れず、この街を愛し続けているに違いない。僕は北海道出身だが、その先祖を辿ると関西の血が少なからず流れているらしい。大阪を訪れてみて、自然と馴染みやすい印象を受けたのも、僕の祖先から受け継いだものかもしれないと感じた。

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