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美容外科ブログ

2025年3月15日
都心部外来クリニックの現状

東京の凄いところはコロナ後の不景気やインフレにも関わらず、いまだの都心部あらゆる場所で建築ラッシュが続いてることで、主に老朽化ビルディングの新築立て替えが進む様子を銀座でいつも観ていますが、実は知人のオーナー社長が入居している都内ビルディング周辺も以前から再開発が進んでおり、この知人社長が医療モールを新設ビルディング内に開設するので、そこに僕のクリニックを移転させないか?と少し前に持ちかけられたことがあります(^0^;)

新しいもの好きの僕は、既に銀座で20以上年も開業しているので、このプロジェクトへの移転も良い気分転換になるのでは?!と一瞬この誘いに前向きになりましたが、長くクリニックで働くスタッフたちにこの話しを伝えると、苦笑いをしながら「このクリニックは利便性の良い銀座でしかも路面店なのでプライバシーが保たれますが、医療モールは総合ビル内なので治療後患者さんたちが帰宅の際、他人と遭遇するのを嫌がるから無理ですよ。。」と決定的なことを言われ、直ぐにその考えを断念せざるを得ませんでした。。

なので僕がクリニックを移転する代わりに、その医療モールで何かお手伝い出来ないかと考え、もしくはこれを機会に都心部の医療状況を知ろうと、仮に今から都内で開業するのであればどんな診療科が相応しいのか、医師転職を専門に扱う人材派遣会社さんとリモートで直接話をする機会をもうけ単刀直入に聴いてみたところ、真っ先に伝えられたのが僕の行っている美容外科・美容皮膚科はすでに供給過多で、これから新規参入はかなり苦戦強いられるだろうという現状でした(O_O)(O_O)

”では一般(保険診療)皮膚科での開業はどうか?”と尋ねると、驚いたことに都心部で皮膚科専門医の転職希望数はとても少ない一方、皮膚科専門医を募集するクリニック数が非常に多いので、都心部で新規皮膚科クリニックを開業し皮膚科医を募集してもてもその確保は至難の業と伝えられ、要は都心部での新規美容外科・美容皮膚科・皮膚科開業は時すでに遅しで、これらの診療科目で成功する唯一チャンスは、近い将来閉院予定のクリニックを後継者として引き継ぎくことくらいなのでしょう。。

”では耳鼻咽喉科クリニックなど他科はどうだろうか?”と更にこの担当者に尋ねると、開業成功には良い医師確保が絶対条件ですが、こういった専門性の高い診療科の医師たちは、敢えて誰かが支援するクリニックで勤務医となる代わりに、専門医取得後すると自力開業するのでそういったニーズは極めて少ないと言われ、残念ながら僕がこの知人社長さんの医療モールにてお手伝い出来るはチャンスがないと悟りました(^0^;)

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