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2023年7月19日
米映画俳優組合のストライキ

今回は最近米国起こった米映画俳優組合(SAG・AFTRA)のストライキ問題について述べますが、この組合が映画製作者協会との新契約認可に合意しなかったため、ストライキに突入することを正式に決定したのです。。

その結果、俳優による今後の作品プロモーション活動もすべて中止となり、例えば先週米国で公開され、今月末迄に日本公開予定ミッション・インポッシブルで予定していた本作主演トム・クルーズの来日プロモーションも中止となりました(゚◇゚)ガーン

この新作映画ですが、上記ストライキ等の悪影響もあり制作費に600億円かけたにもかかわらず、公開から10日間経過した現在、ボックスオフィス(興行収入)は100億円程度と出遅れているらしく、上記の如く主演・トムクルーズ自らの海外プロモーション中止により、今後この映画興行収入は更に苦境に立たされる恐れ大です(>_<)

このストライキについて詳細を調べると、米映画俳優組合・理事会は全会一致でこのストライキに賛成したらしく、現地時間7月14日の真夜中ストライキが正式スタートし、俳優たちは金曜日の朝にも”ピケライン”(スト破り防止のバリケード)に並ぶ予定とのことと。。

今回、米国俳優達がストライキを起こした理由は次の米国俳優組合代表のコメント「ストリーミングやAIによってビジネスモデル全体が変わり、私たちが今毅然と立ち上がらなければ、すべての人が危険に晒されます。私たちは非常に貪欲な企業の犠牲になっおり、もうこれ以上は耐えられません。彼らの頭はまともではなく、何故こんなことをするのか?と言ざるを得ません」に要約されています。

これをもう少し分かりやすく説明すると、つい最近まで我々は自宅で従来のテレビ番組や映画館で封切り映画を視聴していました、それがここ最近急変し、映画はストリーミング(インターネットを介した配信)動画を自宅視聴するようになり、脚本家の仕事はAIが奪い始めるなど、これまで映画ビジネスで生活の糧を得ていた人たちが苦境に立たされた為、その条件改善を求めて立ち上がったのです。

今回のようなハリウッド俳優組合と脚本家組合が同時にストライキ敢行したのは1960年にまで遡るらしく、その結果当時の組合側は現在より遥かに良い条件が得られましたが、今回はそうはゆかないようで、ここで頑張らないと状況は俳優・脚本家たちの状況はさらに悪化するとの危機感から、ストライキを断行せざるを得なかったと報道されています。。

このままストライキが敢行されると、米国全ての映画・テレビ番組制作がほぼ停止し、その悪影響は冒頭で述べたハリウッド映画にまで及び、例えば今回のミッション・インポッシブルは前後編二部作ですが、現状では後編作成のメドが立たなくなったようで、この事実が露見した今、本映画は大幅な興行収入減に繋がるのが避けられないでしょうし、本作ではトム・クルーズ危険スタントシーンに自ら果敢に挑戦する力作だっただけに大変気の毒な状況です(T_T)(T_T)

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