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美容外科ブログ

2025年4月5日
燃え尽き症候群

”燃え尽き症候群”(バーンアウト症候群)とは、それまでモチベーションを高く保っていた人が突然やる気を失ってしまう症状で、努力に見合った結果が出なかった場合や、逆に大きな目標を達成したことで打ち込めるものがなくなり、何もやる気が起きなくなってしまう場合もあり、それが極端になるとうつ病の一種にもなるようで、実は僕も本症候群らしき状態になったことがあるので、今回は”燃え尽き症候群”について述べようと思います(^0^;)

”燃え尽き症候群”の卑近な例としてよく耳にするのがオリンピック選手たちの例で、4年に一回のオリンピックで金メダルを取得するのにストイックに努力を継続し、幸運にもメダルを取得すると最高の幸せを実感、国内凱旋などでその有終の美を飾りながらこの上ない達成感を味わうでしょうが、それも永遠には続かずしばらくするとその興奮・喜びも冷めやり、すると金メダルという最高レベルの地位を獲得するとそれ以上の目標も消失し、引退に追いやられる場合も少なくありません。。

ただ、そこまで成功して有名になるとお金も自然と入ってくるようになるので、仕事もせずに悠々自適に暮らしていけるでしょうが、オリンピックで得た達成感・幸福感は次第に薄れ、何故ならその達成感で得られる快感は脳内分泌された大量のドーパミン・エンドルフィン等の”幸せホルモン(脳内麻薬)”が時間経過とともに次第に減少するからで、そうなると今度はその快感が消えた代わりに焦燥感・虚無感などが出現し、それが冒頭で述べた”燃え尽き症候群”を引き起こし、ついこないだまで感じていた幸せ感とは逆の状態(不安・物足りない)=不幸、となりかねないので、人間は一筋縄で幸せが得られない存在ともいえます。。(O_O)(O_O)

実は僕も昨年”燃え尽き症候群”が訪れましたが、それは長年やってきた手術成績を1年以上かけて論文にまとめ、その論文を米国形成外科一流誌に投稿したところ幸運にもそれが受理(アクセプト)されたのですが、特にその受理報告を受けた昨年8月末、僕の仕事が認められ後世に残る業績を残せたという至極の達成・幸福感を味わいしばしその余韻に浸っていましたが、論文作成時の集中・緊張感から解放される状態がしばらく継続すると、今度は夢中・死に物狂いになれるもの(論文執筆)を喪失したことによる焦燥・不安を感じ始めたのです(゚◇゚)ガーン

今冷静に振り返ると、論文受理の喜びは非常に強かったもののそれはほんの一瞬で、実はその論文完成まで継続した努力こそ本当の楽しみ・充実感だったと判明し、きっとオリンピック選手たちも同様に、4年間継続した練習にこそやり甲斐・生き甲斐を感じるはずで、だからこそオリンピック後”燃え尽き症候群”に陥いり一度引退した選手の中には、そのやり甲斐が恋しくなるのかまた現役復活する選手がいるのだと思われます(^_^)

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