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美容外科ブログ

2024年4月7日
桜の季節

僕の自宅の窓のすぐ側に桜の木々が立ち並び、毎年この時期桜開花を楽しみにしていますが、今年は3月が例年より冷えたせいか、本日(4月1日)現在もまだ開花しておらず、ここ最近どんどん早まっていた桜開花時期が、”地球温暖化”が警鐘され始めた200年代初頭に戻ったようで、そもそも”地球温暖化”説自体本当なのか?と思わず疑ってしまいます。。

と言うのも、ここ最近の平均的な桜満開時期から今年の開花も3月末と予想し、僕は同世代の友人たちを招待して、窓から見える桜を見ながら”自宅花見”を開催しようと計画しましたが、3月末その時期が近づいたにもかかわらず、一向に咲き始めない桜を見ながら若干不安を感じていると、なんと招待した中心人物が体調を崩し参加出来なくなったので、結局この花見は延期となったものの、その友人に僕は「桜はまだ開花しておらず、しばらくあなたの体調回復を待ってくれるようですね」と冗談を言いました(^0^;)

ただ同じ都内でも桜開花時期は様々で、3月末に所用で訪れた新宿御苑では既に満開となっている桜の木々も所々にあり、そこには海外から桜を目当てにやってきた外国人たちが沢山集まって、思い思いにSNS向けの写真撮影をしたりと既に大変賑わっていました(^_^)

早速僕は桜がどんな木か調べると、桜は日本のみならず、北半球の温帯地域、中国、米国、カナダなど広範囲に自生し、北米では”チェリー”、つまりサクランボ(果物)の成る木として有名ですが、何故かこの木は歴史的に日本文化と馴染み深く、昔から花見目的で桜の品種改良が行われていたようで、その完成作品として日本で最も多く植えられているのが、かの有名な”ソメイヨシノ”とのこと。

この日本で人気を誇る”ソメイヨシノ”ですが、この品種は江戸時代後期に人口的交配で生まれた日本産の栽培品種で、昭和の高度経済成長期に日本全国に多く植えられた結果、日本で桜と言えば”ソメイヨシノ”となったようですが、実はこの桜、単一樹を起源とする”クローン”(全てのソメイヨシノが同一遺伝子)なので、原則的に同色で・同時期・同期間に花を付けるようです。

さて毎年この時期満開となる桜は大変綺麗とは思いつつ、開花から満開まで1週間、満開から花が散るまでも1週間と、長くても僅か2週間で花が散ってしまうこと、しかも一年に一度のみ開花とはなんて儚いのだろう。。と、あっという間に消え去る桜の花にどことなく寂しさ・悲しさを毎年この時期感じていました。。

ところがそれは、上記の如く江戸時代後期の人たちがあっという間に咲き散る桜を故意(人工的)に産み出したからで、すなわち、その桜の儚さが当時から日本人たち気質にマッチしていたからで、古くから日本人たちは”儚い美しさ”に価値を見出し、それを最大限楽しむために花見などの行事を古くから繰り返してきたのでしょう。

その証拠に、新宿御苑にはなんと一年中咲く桜、真冬に花を付ける桜、そして4月末に開花する遅咲き桜、さらに淡いピンクでなく濃いピンクや真っ白な花びらの桜などなど、豊富な種類の桜が植えられており、何も一斉に咲いて短期間で散るクローン桜の”ソメイヨシノ”だけが桜でないにもかかわらず、何故か”ソメイヨシノ”が一番もてはやされるのです(^0^;)

更に興味深いのは、やはり”ソメイヨシノ”は日本人たちのお気に入りのようで、別種の桜にはあまり興味がないらしく、その裏付けとして、3月末時点で既に満開だったヤマザクラ系の桜に集まっていたのほぼ外国人たちのみで、日本人が新宿御苑にやってくるのは”ソメイヨシノ”が満開となるもう少し後とのことでしたが、実は僕も外国人たち同様ヤマザクラ系の桜が”ソメイヨシノ”よりも好きなので、”もしかすると僕は典型的日本人ではないかも??”と、桜の好みから自分の本性を知る手がかりが得られるような気がしました(^0^;)

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