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美容外科ブログ

2023年6月11日
最近急増する”イライラ”する人たち

さて今回の産業医講義のテーマは”イライラの原因”でしたが、それは最近僕が産業医を行う新宿御苑では、”イライラ”したお客様のトラブルが急増中とのことで、何故そのような案件が多発しているのか?そういった人への対応はどうすべきか?を問われたからです。。

新宿御苑で実際にどのようなトラブルが発生しているか簡単に説明すると、ルール違反の来園者に注意喚起した途端、所謂”逆ギレ”して暴言を吐いたり、公園職員さんたちの言うことを全く聞かずに難癖をつけるなど一見さほど重大事例ではないものの、こういった”クレーマー”たちはトラブルを起こすのが目的なので、穏便・迅速な解決は思いの外厄介なようです(>_<)

こういったトラブルメーカーたちに、対応する職員さんが逆に感情的となったり、クレーマー(彼女・彼ら)を制圧しようと誤って体に触れようものなら、これこそまさに”火に油を注ぐ”状況に陥りかねず、些細なトラブルにもかかわらず、それに対応した職員さんが逆に加害者扱いされる恐れもあり、それもクレーマーたちが無意識のうちに望むシナリオなので要注意です(O_O)

では何故こういったトラブルメーカー・クレーマーたちが急増しているかですが、それはなんといってもこの3年のパンデミック期間に、多くの人たちがマスク生活・緊急事態宣言など我慢を強いられそのストレスが満載したこと、更にパンデミック収束と思いきや今度は急激な円安・インフレに見舞われ、以前のように海外旅行や美味しい食事などの娯楽機会が大幅に奪われつつあるのが原因と思われます。。

その結果我々はストレスのはけ口を求めるようになり、些細な事で文句を付けたり怒りを露わにし、その行為によって自分と同様の不幸(不満足)な境遇を他人に押しつける代償行為で無意識のうちにそのストレス発散しようとするのです。。

この他人を虐げる・非難するなどのストレス代償(発散)行為は、子供たちにもちょくちょく観られる現象で、それは”イジメ”という大きな社会問題にもなっていますが、ごの現象を逆から観ると子供たちがいかに強いストレス環境下に暴露されているかの証でもあります。。

勿論イライラは”疲労の蓄積”や”栄養バランスの偏り”、そして”更年期障害”・”自律神経失調症”などの病気が原因の場合もあり、そうなると自己判断(診断)は要注意なのと、明らかに調子が悪い場合は医師の診断を受ける必要があります。

しかし最近急増しているイライラする人たちの殆どは、ここ数年間に蓄積した鬱憤(ストレス)が原因なはずなので、イライラする当事者が賢くその原因に気づき上手にストレス発散してもらう以外に対処法はないので、周囲の人たちが運悪くそのトラブルに巻き込まれた場合は、それなりの解決法を心得ておく必要があります。

その対処法一言で表すなら”触らぬ神に祟りなし”、”君子危うきに近寄らず”で、些細なことに”イチャモン”を付けるのがクレーマーの狙いですから、マトモに対処しようとすればするほど深みに嵌まりかねないので、そういった場合は保身のためクレーマーの怒りや文句をじっと我慢していれば、大半の場合そのクレーマーは誘いに乗ってこない相手に直ぐに興味を失いトラブルは収束へ向かうはずです。。

それでも収まらない場合や、飲酒等で興奮し何をしでかすか分からない場合は真っ先に警察を呼ぶべきで、警察はまさにその(抑止力)のために存在しているのですから遠慮は禁物といった話を講義前半で行いましたが、講義後半は逆に我々が”イライラ”する場合それを抑える”4つの対処法”について解説したので、次回はそれについて余談を交えながらもう少し話を続けようと思います(^0^;)

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