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美容外科ブログ

2023年3月24日
怒りっぽい人への対応

今回のブログですが、僕が毎月1一度新宿御苑を訪れ、そこで当職員さん達の健康管理・向上の為に産業医活動の一環として、毎回30分ほどの講義を行っています。

それは普段僕の行う美容外科診療とは全くかけ離れていますが、逆にそれが良い気分転換ともなっており、毎月出かける前に先方から与えられたテーマを調べ、簡単な配布冊子を作った上でプレゼンしております(^_^)

ただよく考えるとその内容は、新宿御苑各部署リーダー約10名のみならず、一般人の誰しもの参考になるはずで、今後そのプレゼン内容を本ブログでご紹介させ頂こうと思った次第です。

ところでこの時期(3月中旬)、新宿御苑は例年より早い桜の開花となり、更に3年ぶりに行動制限無しの花見可能となったため、この公園を訪れる多くの観光・花見客(約2万人/日)で賑わていて、僕も講義後桜を観にいくと、そこには手入れが施された見事な桜が咲き誇っていました。

さて今回、新宿御苑が僕に求めたテーマは、”怒りっぽい人への対処法”で、どうやらこの時期、新宿御苑内のお客さんの中には突如怒り出したり、時には暴れ出したりする人もいるらしく、そういった際のトラブル対処法について、産業医として僕からのアドバイスを求められたのです。。

僕の本講義内容を簡単に説明すると、そもそも人が”イライラ”したり怒りっぽくなるのは、何らかのストレスを抱えているにもかかわらず、そのストレスをなかなか解消出来なかったり、自らそのストレスの理由を納得できない場合が多いと伝えました。

例えば夏の暑い日、冷房が故障した電車の中に何の説明もないまま長時間閉じ込められていたら誰でも”イライラ”するし、引きこもりの若者が”イライラ”しやすいのも多くの場合、自らの現状に対して慢性的なストレス・無力感と「こうなったのは親の責任」などといった、納得のいきにくい気持ちを抱えているからです。

そこで”怒りっぽい人”へ対処法ですが、決してやっていけないことがその人を頭から否定し立ち向かうことで、万が一それを行えば所謂”火に油を注ぐ”ことになり、その怒りは収束する代わりに、メラメラと炎上する逆効果を生じます(゜◇゜)ガーン

なので”怒りっぽい人”への対応は、一歩下がった謙虚かつ冷静な対応を心がけること、つまり、否定・反発する代わりに、その人が何故怒っているのかの理解に努める寛容な態度で望むべきと職員さんたちに伝えました。

何故なら怒っている人は、たとえ最初は怒鳴ったり威嚇してきても、それに下手に畏縮したりすることなく、その人の怒りやその話を受け止めることに終始していれば、そのうち、その人の怒り・ストレスはみるみる収まり、すっかり大人しくなって事なきを得ることが多いことも伝えました。

ここまでの僕の話に新宿御苑・職員さんたちは興味深そうに耳を傾けてくれましたが、実はここまでが僕が伝えたかった内容の前半で、実は怒りっぽい人の中には必ずしも上記ケースのようにスムーズに解決しない特殊なケースもあるので、次回はその話をしたいと思います。

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