2023年10月3日
学会参加の意義
医療業界の慣例として春秋中心に年1~2度医学会が催されますが、僕が従事する美容外科医療でも同様で、暦的には既に秋なのに今年はまだ真夏と変わらない暑さの先週、都内で開催された美容外科・関連学会に参加しました。
さて一般の方々がきっと疑問に思っているはずなのが医学会参加の目的で、と言うのも、医療業界に長年ドップリ浸かっているこの僕でさえ、改めてその意義を問われても”ピン”とこないし、直ぐに返答出来ないからです(^0^;)
そこで医学会参加の目的について調べると、”学会は専門分野の先端的研究者に会い話を交わすチャンスでもあり、こうした機会は研究者、特に学生・若手研究者にとって学びの機会であるとともに人脈を広げる好機となるので、研究発表・視聴だけに留まらず研究者と交流を図るため”とありました。
つまり学会参加は、将来活躍が期待される学・若手医師などが先端医療・研究から刺激を受けたり、本分野で活躍する医師(研究者)との人脈を広げる機会であり、逆に僕のように既に峠を越えた熟年医師にはさほど参加意義はないことにもなります(゚◇゚)ガーン
僕も若い頃は毎回学会参加し、当時活躍していた先輩医師たちの発表・ライブ手術を夢中になって見聞し、そこで得た知見が現在行う診療・手術の基盤となったのを、まるで昨日の出来事のように憶えています。
実際、年配医師たちは年々学会に参加しなくなりますが、それもそのはず、既に技術・地位を確立し我々が学会から学ぶことは殆どないし、今更人脈を広げる価値、そしてその意欲も失せるからです(^0^;)
僕の足も例外に漏れずここ最近すっかり学会から遠ざかっており、”このまま学会からフェイドアウト(自然消滅)しようかなぁ。。”とも思ったのですが、親しい医療器機業者さんから最近次のような鋭い指摘を受け”ハッ”としました(O_O)
それは「学会に出なくても先生のクリニックの商売には何ら悪影響は
無いでしょうが、このまま参加しないとマイノリティ(少数派)、もしくは過去の人として忘却の彼方に消えますよ」と。。
僕はすかさず彼に「確かにそうですね。。」と返答し、たとえメリットが無くてもこの業界でアクティブに仕事している限り、学会参加すべきだろうと考え直し、また学会参加し始めましたが、次回は最新学会の様子をお伝えしようと思います(^_^)