2023年8月23日
地球急速温暖化の一因。。
このところの暑さは尋常でなく、特の今年僕がそれを強く実感したのが今年7月上旬、例年であれば梅雨空なので気温は25℃前後となんとかランニング出来る程度の暑さのはずですが、今年はなんと気温は30℃を優に超え、7月の本ブログで触れたように地獄のように辛いランニングを経験しました(O_O)
そしてその後も7月の都心部は、雨が殆ど降らない所謂”空梅雨”状態のままの日照りが続き、まるでオーブンの中に閉じ込められたような高温状態が8月も続いており、道産子・寒帯人間(笑)の僕には我慢の日々が続いています(>_<)
偶然今晩のNHKニュースで報道されていたのが、今夏の異常気象は日本のみならず、ヨーロッパ・米国でも発生しており、特に海水温が通常のこの時期より5℃近く上昇、つまり海の中に異変が起きているのがこの異常気象の原因とのこと。。
例えばイタリアでは急激な海水温上昇のため、イタリア人の好物”ボンゴレ・パスタ”に使うアサリが不漁らしく、その原因は普段この時期のイタリアの海に生息しない蟹たちが暖かい海水の影響で急激に繁殖し、その蟹たちがアサリを食べ漁る結果アサリが居なくなってしまったようです(゚◇゚)ガーン
更にフロリダでも海水温上昇からサンゴ礁が白く変成し、そこに生息していた色とりどりの魚たちがその姿を消し、毎年そこでシュノーケリングやスキューバダイビングを楽しむ観光客も激減している為、そこで働くスキューバダイビング・インストラクターたちにも現在の異常気象は死活問題なようです。。
これまで海に囲まれた島国日本は、比較的この手の異常気象には耐性がありましたが、今回の海水温上昇が原因の場合、従来とは異なるタイプの変化に襲われており、その特徴がこの狭い日本にも関わらず、冒頭で述べた都心部では干ばつと思いきや、関西・山陰地方では大雨・洪水など局地的異常気象が至る所で発生しているのです。
つまり去年~今年の異常気象は、急激な海水温・上昇が原因であることにほぼ間違いなさそうで、しかも過去数年前の7~8月の平均気温を確認すると去年と今年は2~3℃上昇しているので、ここ最近、突然海水温を上昇させる特別要因があったのでは?と想像するのは容易かと思われます。
そこでこの原因として直ぐに思い当たるのが、下写真の2022年1月にトンガで突如発生した”トンガ・ハアパイ海底火山”の大噴火で、この噴火は南半球・小島国のトンガで発生したのでさほど大事件となっていませんが、この噴火規模は広島に投下された原爆エネルギーの何百倍、想像を絶する規模だった様です(O_O)(O_O)
通常この類の大規模な火山噴火が起こると、大気中に大量の硫化水素やエアロゾルをまき散らし太陽光を阻害しむしろ低気温となるはずで、実際、1993年の日本の記録的冷夏は1991年・フィリピン・ピナツボ火山大噴火が大気圏にまき散らしたエアロゾルによる太陽光遮蔽が原因でした。。
なので、今回のトンガ・”ハアパイ海底火山”の大噴火でも冷夏になるのか?と予想されましたが、その予想は見事に裏切られ、現在のような激しい高温に見舞われていますが、それは今回の噴火が通常の噴火と異なり海底噴火だったからで、海底噴火が何故海水温、そして大気温の上昇までももたらすかについて次回説明したいと思います。