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上瞼と下瞼の「たるみ」の治療

当クリニックで行われている顔面を中心としたアンチエイジング(抗加齢)治療で は,主にしわ,たるみを対象とするが,しわはスキンケアやボトックスおよびヒアル ロン酸などの注射で改善することが多く,必ずしも外科治療の対象とはならない.

 

 

たるみは図 6.7 の如く,目上下と頬に発生し,その主な原因は脂肪による重みに よることが多い.したがって,顔面のたるみは,これらの脂肪を適切に除去し,重 みを軽減することが先決となってくる.

 

 

まず「上眼瞼のたるみ」について述べると,上眼窩脂肪の重みや皮膚自体のたる みが原因で上瞼が目に覆い被さると上眼瞼のたるみとして認識される.上眼瞼脂肪 は薄く,上眼瞼全体に一様に分布しているので,これらの脂肪のほぼ全体を除去しても,へこみ等の問題を起こすことなく上眼瞼のたるみは改善される.皮膚自体が 余剰化したるんでいる場合は重瞼ライン上で切開し,余剰皮膚を除去する.場合に よっては眉毛下で皮膚切除を行う場合も考えられる.

 

 

次に「下眼瞼のたるみ」について述べると,下眼瞼脂肪は下眼窩奥深くから皮下 眼輪筋直下まで前後に厚く存在している.この下眼窩脂肪を覆う眼窩隔壁が加齢と ともに弛緩すると,下眼窩脂肪は前方に突出し,いわゆる“目の下のクマ(くま), たるみ”として認識されるようになる.

 

 

治療はこの脂肪を適切に除去することが先決となる.しかし下眼窩脂肪が前方突 出していない場合は,過度な脂肪除去は下眼瞼に凹み等を発生させることもあり, 経験に基づいた慎重な治療が必要となる.

 

 

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頬の「たるみ」の原因 

頬のたるみは図 6.8 の如く,頬脂肪,いわゆるバッカルファットの加齢によ る下垂がその主な原因である.治療はこの頬脂肪(バッカルファット)を十分に除 去することで頬のたるみは大幅に改善され,上下眼瞼の治療を含めると図 6.9 の如 く顔面のたるみが解消される

6.7 の如く,頬のたるみは下顔面咬筋と頬筋間存在する頬脂肪(バッカルファッ )の加齢に伴う下垂がその主な原因である

従来まで頬のたるみは,顔表面に出現した皮膚自体のたるみに原因があるとして いた.したがってその解決はいわゆるフェイスリフト手術による皮膚挙上およ び余剰皮膚切開がその主な治療であった

だが実際には皮膚自体がたるんでいるのではなく,頬脂肪の重みで皮膚がたるん でいるように見えるだけである.つまり,頬のたるみ治療は下垂した頬脂肪を除去 することが先決となる.頬脂肪による重みが軽減すると,図 6.106.11 如く皮膚自体の収縮機能により,頬のたるみは大幅に解消される.

 

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不意打ちを食らった世界

今年に入って僕のクリニックがある7階建てビルからテナントが2件、矢継ぎ早に退出するのを目撃し、その一つのテナントは同業者(美容医療・毛髪専門クリニック)だっただけに一層強い衝撃を受けた。

昨年からの勃発した本パンデミックは誰にとってもまるで”寝耳に水”のようであり、全く予想だにしない不意打ちで、それまで順風満帆、もしくは安定した将来を過信して大胆なビジネス経営・展開していた人々にしてみると、パンデミック後のこの一年は大変厳しいものとなったはずである。。

そしてこの不意打ち(パンデミック)に耐えきれなかった企業体は、大変残念だが上記テナントのように閉院せざるを得なく、それを客観的に見ながら”明日は我が身”と僕は気持ちを引き締めざるを得なかった。

意外にも底堅い美容医療需要

今振り返ると僕は開業医として2007年リーマンショックと2011年東日本大震災を経験し、その際、緊急性を要しない美容医療は真っ先に切り捨てられるだろうと覚悟を決めたが、不幸中の幸いにもその悲観的予想を裏切って、お客様たちがクリニックに足を運んで頂いた感動を決して忘れはしないのと、意外にも底堅い美容医療ニーズを確信したのだ。

勿論僕もこの大事態を全く予想していなかったが、実はこの数年増加一途にあった”インバウンド需要”(中国大陸からの来院者)が、何かの契機に一気に失われる日が近い将来来るだろうと覚悟していたお陰で、本パンデミックのダメージが最小限で食い止められているので、”勝って兜の緒を締めよ”との諺があるように、日々緊張感を持ちながらクリニック経営する意味を痛感した。

そしてこのブログを書いて”ふ”と想い出し、繰り返しにはなるもののここに書き留めておくべきと思ったのが、上記・前代未聞ピンチにこのクリニックを見捨てず暖かく見守って頂いたお客様たちがいたお陰で今の僕があるので、その恩返しは僕がこの医療を出来る限り長くやり抜くべきと悟ったことである。

パンデミックによる危機的社会状況

話しを本パンデミックの社会・経済的悪影響に戻すと、どうやらこのトラブルはリーマンショック・東日本大震災より明らかに社会的悪影響が強く、その理由はトラブル勃発から1年以上経過しても一向に終息せず、社会・経済状況はまるでボクサーがボディブローを食らい続けてフラフラになったのと同様である。

このウイルスによる健康被害は勿論深刻ではあるものの、それ以上に深刻になのがいつ戻るか分からない経済循環で、飲食・旅行業を筆頭に多くの業種で壊滅的ダメージを受け、売り上げが前年比の50%以下の企業体が続出しいると聞く。。

ここまで売り上げ減少に転じると多くの企業体が規模縮小、すなわち従業員を減らさざるを得なく、それでも持ち堪えられないと企業閉鎖、そうなると失業者が増加しその中には将来を悲観して自殺者が出現といった悪循環が始まり、新型コロナウイルス感染症自体より経済的損失による健康被害・死者増加が起こりかねない。。

ピンチ後のチャンス

本状況を楽観的に観るのは極めて困難であるが、その中に一筋の希望を見出すとするならば人類はこれまで何度もパンデミックを克服している事実から、本パンデミックも遅かれ早かれ必ず終息する日が来ることを知る必要がある。

そして、その日が訪れるまでこのサバイバルゲームのような状況を試練、もしくはトレーニングと捉えるべきで、この困難から抜け出しそれまで生き残った勝利者たちは強靱な能力・体力を兼ね備えているはずで、その者たちには明るい将来が待っているであろう。

突然途絶えたインバウンド需要

今から1年前の2019年末、当クリニックには大勢の中国人(インバウンド)顧客で溢れており、その頃は日本人顧客が0人、つまりお客様の全員が中国人の日が続くと、”もしクリニックに中国人たちが来なくなったら、私のクリニックは立ちゆかなくなるのでは?”と一抹の不安を感じていた。

 

そして昨年12月、中国武漢で新型コロナウイルス感染症(パンデミック)が勃発した途端、この感染症は瞬く間に広がり始め、2020年の中国旧正月(春節)の2月初旬には中国発・海外渡航が禁止となり、それ以来僕が常々懸念していた悪い予想が的中し、このインバウンド需要がパタリと途絶えてしまった。。

 

実は同様のパンデミックは、2011年にやはりコロナウイルス由来のSARS(重症急性呼吸器症候群)が勃発しており、それなりの人的被害を生じたものの、その勃発から半年後に収束へ向かった過去があるので、今回の新型コロナウイルスも同様に早いうちに収束するであろうと誰しもが高を括っていたはずである。

 

 

 

世界に拡散し始めた新型コロナウイルス

 

ところがそれ以降、新型コロナウイルスは3月以降アジアを越え中東、ヨーロッパ、そして北米へと広がり始め、これらの地域で猛威を振るい多くの感染者・重症患者及びそこから死に至るケースが続出し世界中を震撼させた。

 

だが通常冬に活発化するウイルスは気温上昇とともに非活性化する事が多いので、本夏までにこのパンデミックは収束すると誰しも予想したが、その期待は見事に裏切られ本夏第二波が到来する事態に陥った。

 

その後本パンデミックは、インド、ブラジルなど発展途上国でも猛威を振るい始め、12月初旬の現在、世界の感染者数は6千万人、死者数はもうすぐ150万人に達するほどの極めて感染性が強い、まさに100年前に世界を震撼させた”スペイン風邪”に匹敵する史上希にみる非常事態となった。

 

当然その社会・経済的悪影響は想像を絶する規模で世界じゅうを飲み込み、例えば旅行・航空産業は壊滅的打撃を受け、その関連企業で働く多くの従業員が休職・退職に追い込まれているのみならず、その悪影響はどの分野でも程度の差こそあれ少なからぬ被害を被っている。。

 

そして本パンデミック勃発以来、すでに一年近く経過したにもかかわらず、一向に収束しないどころかいまだ拡散し続ける状況に、誰しもが将来への不安と憤りを募らせているのがこれまえの経過と現状でである。

 

 

 

コロナ禍にある当クリニック状況と今後の見込み

 

さて当クリニックだが今年初頭の本パンデミック勃発以来、4月7日に発令された緊急事態宣言下も健康な方のみを対象に継続営業する方針を取り、その間私をはじめ、クリニック・スタッフは充分健康管理に留意しつつ、クリニックにお越し頂くお客様たちの健康状態に充分配慮を払いながら健康人のみを対象としてきた結果、本日(2020/12/1)まで誰1人本感染症に煩わされず通常通りの診療に成功した。

 

さて直接命に関与しない美容医療は医療としての優先順位が低いため、こういった非常事態では真っ先に来院を控えるので中国インバウンド需要の消滅のみならず、邦人集客も大幅減となるのを危惧したが、蓋を開けてみると勿論来客数・売り上げは例年より大幅減となったものの、健全なクリニック運営が充分成立する内容だったので、美容医療が今回のような前代未聞の非常事態下でも他医療負けないニーズの存在を知り安堵している。

 

さて、本パンデミックの今後については正直誰も正確なことを述べられない状態だが、約100年前に勃発した”スペイン風邪”では当時世界人の1/3が感染し最大で約1億人亡くなったが、この世界を震撼させた”スペイン風邪”も1918~1920年の2年余りで収束したことから、本パンデミックも治療薬・ワクチン開発なども功を奏し必ず近い将来、収束の日がやってくるはずである。

 

その日が到来するまで、当クリニックは人々の健康・幸せへの貢献を最優先とし、私、そしてクリニック職員たち自らの健康を確保しながら、安全・確実な診療を継続する所存ですので、皆様におかれましても充分健康に留意し、そして現状に決して悲観することなく、共にこの難局を乗り越えて行こうではありまんか。

今年初頭に勃発した新型コロナウイルス・パンデミックから既に8ヶ月以上が経過し、依然全世界的には猛威を振い続けているが、我が国の状況は感染者数こそ一定数で経過しているものの、世界と比較すればその重症・悪化率は格段に低くく、すでに”ウィズ・コロナ”と呼ばれようにこのウイルスと共存する道を模索し始めている。

 

その証拠に政府主導で”Go to Travel”, “Go to Eat”の如く、国民が旅行や外食に出かけるよう促進する動きが活発化し、実際シルバーウィーク・4連休には空港・各観光地も通常通りの賑わい・人混みが戻ったにも関わらず感染者激増は認めなかったので、日本に限ってこの問題はある程度収束段階に入ったといって良いだろう。

 

ただ今年10月以降の気温が一気に下がる秋冬シーズン、我々の免疫力は低下し感染しやすくなるので、インフルエンザ感染症とともに新型コロナウイルスも3月の第一波、7月の第二波に続き、もうじき第3波の来襲が予想される。

 

だが第3波を乗り切れば大半の国民がこのウイルスへの免疫力を獲得するはずだし、早くて今年末にワクチン摂取の可能性もあり、そうなると来春までにこの問題を収束させるのが現実的になってくる。

 

さて新型コロナウイルスによる実害を調べると、統計上通年インフルエンザよりも感染者数・死亡者数が低いにも関わらず、人類初となったこのウイルス・パンデミックの出現に我々が戦々恐々した結果、消費活動がほぼストップし、特に旅行業・飲食業を筆頭に多くの業態で未曾有の赤字を招いてしまった。

 

当然その悪影響は医療業界にも伝播し、眼科・耳鼻科をはじめ一般医療分野で軒並み患者数・売り上げが30%以上低下したようで、大経費がかさむ総合病院の中にはすでに経営破綻から病院閉鎖に追い込まれた施設も出てきており、安定企業筆頭だったはずの医療ビジネスですら予断を許さない状況となっている。

 

まして美容医療は我々の健康に直接関与せず、今回のような非常事態下では真っ先に優先順位が下がるので来院患者数・売り上げ減は必至であり、少なからぬ数の施設で厳しい経営状況に直面しているのは火を見るよりも明らかである。

 

ただ世の中の事象はまるで大海原の波が上下する如く、今年のような下げ底があればその後に必ず上昇傾向となるであろうし、だからこそ古くから”ピンチの後にチャンスあり”という諺が語られてきたのであろう。

 

当クリニックも例外に漏れず、昨年まで年々勢いを増していた中国大陸中心の”インバウンド需要”が突如絶たれ、その分患者数・売り上げも減少したが、不幸中の幸いにもこの”インバウンド需要”以前から長年培っていた邦人来院数が例年通りなので大変助かっている。

 

さて、最近世間の潮目が変わり始めたのか、本年初頭からすっかり雲隠れしていた”インバウンド需要”患者の紹介業者さんたちが来年への準備に向け、僕に取材・インタビューを申し込んできたことから、近い将来、また以前のような”インバウンド需要”復活の兆しが見えたのも事実である。

 

長い人類の歴史上今回のようなパンデミックの際は、それなりの人的犠牲を払いながらも集団免疫を獲得して人類は生き残ってきたが、”スペイン風邪”と呼ばれる前回インフルエンザ・パンデミックから既に100年近く経過し、今回また人類は新たなパンデミック(戦い)を仕掛けられた訳だが、間もなく訪れるであろう第3波を耐え忍んだ暁の来春には以前ように明るい社会が戻ることを期待しつつ、1人1人が健康に留意した日々を過ごすことを切に願っている。

新型コロナウイルスの経過

早いもので、昨年末に中国での新型コロナウイルス勃発から早くも半年以上が経過し、その間我々の社会・生活はこのウイルスに振り回され続けているが、ここで一旦、その流れを振り返ってみようと思う。

 

新型コロナウイルスが日本で猛威を振るい始めたのは今年3月中旬で、一時入院病床がその患者さんたちでひっ迫し始め、4月中旬頃にはピークを迎え重症患者・死者も激増したが、その間に敷かれた緊急事態宣言での自粛生活で感染状況は減速し、5月中旬にまでにほぼ収束した。

 

だが緊急事態宣言が開始した3月中旬からの約2ヶ月間、我が国の経済活動がほぼ停止したため、飲食店などのサービス業を筆頭に多くの業種で売り上げが激減、国は慌てて社会保障としての”持続化給付金(返済必要の無い補助金)”を困窮している中小企業に配布せざるを得なくなった。

 

そして緊急事態宣言が解除された5月下旬から、その間滞った経済活動の遅れを取り戻そうと、今度は”ウィズ・コロナ”と呼ばれるように、本ウイルスと共存して日常生活・経済活動を取り戻すよう国は積極的に働きかけ、特に破滅的損害を被っている旅行業を助けるべく、”go to travel キャンペーン”で国民に旅行を推奨したりもした。

 

その結果、今年6月に収束に向かっていた感染者数が7月を境に再び増加し、8月中旬現在4月の2倍まで膨れ上がり人々を震撼させており、最近になって再び緊急事態宣言を出すべきでは?との世論が半数近くまで占めているらしい。。

 

新型コロナウイルスが脅威は、本ウイルスの原型・コロナウイルスが冬期間の風邪ウイルスの一種で、2002年に勃発したSARSがそうだったように、冬(11月)に発症したものの半年後の7月には終息したにもかかわらず、本新型コロナウイルス(Coivd-19)は、夏のこの時期も再燃・猛威を振るい続ける感染力の強さに他ならない。

 

 

美容医療における新型コロナウイルスの悪影響

 

さて、このウイルス出現により我々美容外科領域でも大打撃を受け、特に中国からインバウンド需要を当てにしたクリニックは壊滅的ダメージを受けたり立ちゆかなくなっているであろうし、当クリニックも今年初頭までインバウンド需要がクリニック全体の3~4割程度を占めていたので、2月上旬にその需要が突如絶たれて以来、少なからぬ悪影響を受けた。

 

だが幸運なことに、5年以上前から次第に増加した中国インバウンド需要の以前から安定して越し頂いていた邦人顧客たちが、突如欠損したこのインバウンド需要の穴を次第に埋め始め、ここ最近、例年より顧客数は減じたものの、十分にクリニック運営が継続出来るまで客足が戻ったので、美容医療は想像以上に底堅いビジネスだと実感している。

 

さて今後の見通しだが、噂では今秋~冬には更に強力な新型コロナウイルスが猛威を振るう恐れがあるというので、残念ながら今後の見通しは決して明るいとは言えず、どのビジネスにも多難な状況が続くであろう。

 

唯一の希望は、本ウイルスに有効なワクチン・治療薬の開発だが、その開発には早くて4~5年、通常だと10年以上必要だとされるにも関わらず、本ウイルスの勃発からたった6ヶ月程度で既に開発に成功したとされるワクチンがどこまで信頼出来るか分からないし、むしろ製薬会社の売り上げ(利潤)優先のためのにわかワクチン開発ではと思わず疑ってしまう。。

 

 

美容医療の今後あるべき姿

 

なのでまずは我々1人1人が正常免疫力を保持しつつ、本ウイルスが収束に向かうまで末永く辛抱するしかなさそうだが、そんな過酷な環境下でも我々はビジネス(経済)を動かしてゆかねばならないのが現実でもある。

 

最近僕が診療しながら感じるのは、まるで戦時下の如く我々の健康を危険に晒し、更に経済的にも大打撃を与える状況下でも人々は美容医療に関心を示し、若さ・美しさ・健康的外見を求め続けるそのパワーである。

 

そして先日、古くからの日本人のお客様の1人が診療前にふと「たとえ明日命尽きると知っても、今日治療したいと思います」との発した言葉から分かるように、我々に備わった”美”の欲求は意外にも本能的であり、それがこのような悪条件下でも人々が美容治療を求める理由と思われる。

 

ただ当然好景気の時とは異なり、お客様たちは本状況下では売り上げ優先にしたり、効果の乏しい治療を回避して、本当に価値・質の高い治療のみを求めるため、”ホンモノ”でなければ生き残れない厳しい時代に突入したとも言える。

 

なので我々この医療に従事する者たちは、まさに”篩い”にかけられる状況に置かれたとも言える訳で、お客様を最優先にし、かつ価値・質の高い医療を提供出来るよう、今後一層切磋琢磨に努力すべきであろう。

顔のしわ治療——「表情じわ」と「下垂じわ」 

 
抗加齢外科の主な対象となる顔のしわ治療では,図6.3 のようにいくつかの部分に出現する.一般的に,しわは「表情じわ」と顔面構成組織の「下垂じわ」の二つに大別される.
 
これらのしわは比較的深く直線的なしわである.これ以外には皮膚表面に細かく発生するいわゆる「ちりめんじわ」と呼ばれるしわもある.「表情じわ」は必ずしも加齢現象ではなく,しわを形成する表情の癖がある方に出現し,若年層から発生することもある.以下,主な表情じわは①額,②眉間,③目尻,⑤ほうれい線である.
 
顔面構成組織の「下垂じわ」は④目の下⑦口角で,④目の下,⑤ほうれい線,⑥口元のしわなどは両方の要因が加わって発生する.
これらのしわは,皮膚の弾力性が失われると顕著になるので,皮膚を老化させないことが大切である.
 
「抗加齢外科」の顔のたるみ治療は,具体的にどのようなものかと言うと,主な顔のたるみは目の上下,頬,首などの部位に起こる.
その場合,目の上下は上・下眼瞼形成術で治療する.頬や首は皮膚のたるみがある場合,フェイスリフトやネックリフト治療を行っている.
頬のたるみが頬脂肪(バッカルファット)が原因の場合,頬脂肪除去治療が大変有効となる.頬脂肪除去治療が適切に行われると,頬のたるみが改善するのみでなく,顔下半部が縮小されるため,いわゆる“小顔”が獲得される.
 
 
 
 
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顔の部位別の原因と治療方法
 
 
次に「部位別の原因と治療方法」についてまとめてみよう.
 
① 「額のしわ」の原因は,必ずしも老化現象ではなく,表情じわの一つ.額のしわは前頭を用いて眉毛を上げる癖が原因となる.
日本人よりも西欧人の方が前頭筋量が多いので,西欧人で比較的顕著に若年層から認められる.
日本人の額のしわは,一重瞼や目の上の皮膚が厚く目に覆い被さっているため,眉毛を挙上して目を開ける癖のある方に認められる.
治療としては,ボトックス注射で前頭筋の働きを弱めると,しわは大幅に軽減される.上瞼に原因がある場合は,二重治療やたるみ治療を行う.
 
② 「眉間のしわ」の原因は,これも表情じわの一つである.眉間には皺鼻筋と呼ばれる眉を細める筋肉があるが,眉間にしわを寄せる癖のある人はこの筋肉の
作用により,眉間にしわが発生しする.治療としては,ボトックス注射でこの筋肉の働きを弱める.深い皮膚線条がすでにある場合は,ヒアルロン酸注入を行うと,
さらに効果的である.
 
③ 「目尻のしわ」の原因は,これも表情じわの一つ.目尻のしわは眼輪筋の作用により,笑いじわとして出現する.よく笑う癖のある人に発生する.
治療としては,目尻のしわの原因となる眼輪筋の働きを弱めるためのボトックス注射を行っている.
 
④ 「目の下のしわの原因」は,眼輪筋の働きによる表情じわで,加齢とともに発生した目の下のたるみが原因となっている.
治療は程度によって治療方針は異なるが,根本的治療は目の裏から下眼瞼形成術を行い目の下のたるみを改善すると,目の下のしわを予防することが出来る.
 
⑤ 「ほうれい線」の原因は,加齢よる筋肉,脂肪などの顔面構成組織の弛みや,よく笑う表情を作る癖のある人などに発生しやすい.治療としては,ヒアルロ
ン酸注入や注射針による真皮層に発生した繊維状の癒着解離を行うこともある.フェイスリフトなどさらに進んだ外科的治療を加えることで改善を試みることもある.
 
⑥ 「口元のしわ」の原因は,加齢現象により真皮層にある弾性繊維の欠乏が原因となる.歯周病により歯が抜け落ちると,しわが強調されることも考えられる.
治療としては,ヒアルロン酸等を定期的に注入することが効果的である.
 
⑦ 「口角のしわ」は,加齢とともに出現する,頬脂肪(バッカルファット)を中心とした顔面構成組織の下垂によって目立つようになる.
治療としては,しわが浅い場合はヒアルロン酸注入を行う.頬脂肪が大きく,口角のしわの主原因となっている場合は,頬脂肪除去治療を行う.
では,こうした症状の出現に対してどのような治療が有効となるであろうか.
 
しみの場合には,「Q スイッチYAG(532nm)LASER 照射」が有効である.額,眉間,目尻等の表情じわは,「ボトックス注射」などのスキンケア治療が有効である.目の周囲,ほうれい線,口角のしわは「ヒアルロン酸」が有効であるが,皮下の奥に存在する脂肪塊組織がもたらす皮膚のたるみがこういったしわの原因なので,根本的解決とはならない.目の周囲,頬のたるみは「脂肪塊組織除去」やそのバランス調整により大幅に改善される.
 
 
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依然猛威を振るう新型コロナウイルス

昨年末突発(ブレイクアウト)した新型コロナウイルスだが、我が国では6ヶ月を経過してほぼ収束に近づいたが、世界的に観ると南米・アフリカを中心に今だその猛威を振るい続けており、収束するどころか悪化していると、つい最近WHOが発表した。

 

今回のブレイクアウトを境にコロナ前後で我々の社会は分断されたが、誰しもがこのウイルスは、気温上昇とともに自然収束する季節性インフルエンザ同様そのうち収束し、収束後はまた元の社会に戻ると高を括っていたはずだ。

 

ところが、このウイルスは常夏熱帯地方でも気温と関係なく猛威を振るい続けており、この事はこのウイルスたいつでも何処でも感染する危険なウイルスであることを示しており、残念ながらコロナ前の世界が戻ることはほぼ不可能となってしまった。。

 

すなわち今後我々はこのウイルスと共存せざるを得なく、コロナ後の世界を嘆き悲しむ代わりにコロナ後世界にどう生きるか積極的かつ具体的な方策を立て、そこに向かって一刻も早くスタートを切らねばならないのだ。

 

美容外科の場合、昨年末まですでに5年以上中国人中心のインバウンド需要が年々増加し続け、その勢いが止まらなかったので、この中国インバウンド需要をあてにしたり依存しながらビジネス展開した諸施設も多かったと聞くが、そういった施設は今年初頭からのインバウンド需要断絶により大打撃を受け、まさにこの事を”寝耳に水”と呼ぶのであろう。

 

そして中国インバウンド需要に依存していたクリニックは、この”コロナ禍”が収束後のインバウンド需要再開を今か今かと期待しているだろうが、残念ながらその日が近日中にやってくる可能性はほぼゼロに近いと僕は予想している。

 

と言うのも中国は現在、新型コロナウイルス第二波に襲われており、北京で多くの新規感染者たちが出現し、事実上この街は再びロックダウン措置を敷いている案配なので、中国-日本間の一般人渡航は禁止状態は無期限継続するだろうからだ。

 

コロナ後世界への新たなスタート

また中国に限らず、世界じゅうの国々と日本との一般人の行き来は依然完全中断しており、最近になってようやくコロナウイルス根絶に至ったオーストラリア・ニュージーランド、そしてベトナム・タイとビジネス・ビザを取得した日本人ビジネスマンの往来可能が精一杯なのだ。

 

この現実はこのウイルスの感染力が非常に強く、場合によっては重篤化して命を奪う恐ろしい存在であることを示しており、この鎖国のような現状が打開されるには有効なワクチン・治療薬が使用可能になってからであろうと多くの専門家たちが口を揃えている。

 

だが、そのワクチン・治療薬すらいつ使用可能になるかも未定であり、たとえ使用可能になったとしても、果たしてどの程度有効なのかも全く分からない現状において、このウイルス収束を楽観視するのは禁物と言わざるを得ない。

 

したがって、コロナ後社会ではこのウイルスとの共存生活を可能とする創意工夫が必要で、例えば僕の業界を例に挙げると、中国インバウンド需要に依存してした施設はもう一度基本に立ち戻って、日本人需要を掘り起こすための最大限の努力を今直ぐに始めるべきである。

 

さて、東京の人口は増加の一途を辿り、その数は遂に1,400万人を越えたらしく、コロナ禍のこの期に及んでも都心部一極集中が継続しているが、それはこのような非常事態だからこそ、職が得られる可能性が一番高いこの場所に多くの人々が集まってくるのだろう。

 

だが逆の見方をすれば、都心部の人口集中はまたとないビジネス・チャンスでもあり、僕のクリニックでも去年まで3割近く占めていた中国インバウンド需要の穴埋めとして、新たな日本人顧客の需要掘り起こし努力をしてゆきたい。

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