2025年1月12日
後を絶たない米国銃犯罪-1
幼い頃(小学高学年)僕は何故か銃に並々ならぬ関心があり、”モデルガン”と呼ばる発砲不可能に銃身を鉄で埋められた、逆にそれ以外はほぼ”ホンモノ”と同様の模型銃を取得して遊んだり(実際モデルガンは”ホンモノ”の銃に改造される事件が後を絶たず、後年発売禁止となった)、銃の月間雑誌を定期購読していたほどで、僕の両親も「なんでこの子はこんなに銃が好きなんだろうね?」と呆れるかえるほどでした(^0^;)
ただ成長とともに銃への情熱もいつしか忘れ、その後銃と再会したのは僕が大学生のころ訪れた北米で、カナダ・バンクーバーの森の中にあった友人別荘を訪れた際、居間の壁に猟銃が飾ってあったので、僕は”お~っ!”と興奮し側に走りより、その銃に手を延ばそうとすると、友人が「あ、ダメだよ、ちょっと待って!!」と僕を大声で静止したので僕は思わず手を引っ込めましたが、その後友人は苦笑いをしながら「そのショットガンは護身用で、弾丸が入っているから危ないんだ。今弾丸を取り出すしてから渡すよ」と言い、その後僕はその銃を手にしホンモノの銃の重さをズッシリと感じました。
日本人の僕の発想は、壁に飾った銃はあくまで観賞用の調度品と思い、それがいざという時の為に弾丸装填されているとはつゆ知らず、「これが銃のない日本と、誰しもが比較的簡単に銃を入手出来る北米との違いなのだ。。」そして、こちらは日本より遥かに治安が悪いので、いざとなれば銃で敵(侵入者や強盗)と対峙せねばならない厳しい現実を知ったのですが、そこで今回は最近の米国・銃事情を少しだけ調べてみました。
何故米国では銃犯罪があれほど多いにも関わらず、いまだ銃規制が成されないのか?と殆どの日本人は頭をかしげるはずですが、それは米国の広大な大地に人々が移住し住み始めて以来、そして田舎では今でも治安維持に銃武装して自警する、つまり、自分の身は自分で守らねばならないこの国特有の歴史・事情があるからで、例えば今でも農村地域に暮らしそこで強盗にでも襲われたなら、警察を呼んでも到着まで時間がかかり、その間に金銭どころか命まで取られる危険があるので、自警する以外ないからです(O_O)(O_O)
勿論、ニューヨーク・カリフォルニア州のような大都会では警察が完備しており、日本同様犯罪があれば警察が即座に対応するので、こういった場所に暮らす人たちの殆どが銃規制強化を求めていますが、米国での都会暮らしはいたってマイナー、多くの人たちが田舎暮らしで、現実的に田舎で暮らす人たちには上記の理由から護身用銃が必須であり、それが僕がカナダ・バンクーバー別荘で遭遇した現実だったのです。。
そして、こういった人たちが全米ライフル協会(会員500万人近く)という米国最強のロビー集団(政治的影響力をもつ組織)を形成し、米国政治に多大な影響を与え続けているので、この国から銃が撤廃される可能性はほぼゼロに近い訳ですが(>_<)、今回僕が突然銃の話をしたのは、昨年この国でまだ14歳の女の子が銃を用いた”あっ”と驚くような戦慄的事件を起こしたからで、その話は次回にしようと思います。。
2016年春、ハワイ友人宅ガレージ内で、友人所有の自動小銃(M-16)とその弾丸を構えて。