2023年10月9日
”Luup”の電動キックスクーター･アシスト自転車

先日僕は大坂を訪れた際、滞在先は大阪駅（梅田）からさほど遠くない場所のホテルを選びましたが、それでも駅から歩くと30分（2キロ）弱かかるので大阪駅からホテル行きのシャトルバス、もしくはタクシーに乗らざるを得ませんでした。。

それもそのはず、東京はJRや地下鉄がまるで網の目のように張り巡らされていますが大阪はそこまでではないので、すっかり東京の交通の利便性に慣れた僕は大阪に着いた途端、不便さを感じずにいられませんでした(>_<)

そして、僕が滞在したホテルから大阪の繁華街として人気の高い心斎橋に出かけるのも、バスかJR･地下鉄等を乗り継ぐしかなく、だからと言ってタクシーに乗る気にもなれず、どうしたものか頭を悩ませました。

そこでふと頭に浮かんだのが、最近都心部でちょくちょく見かけるようになった電動キックスクーター･アシスト自転車シェアサービスで、それは”Luup”という会社が2018年にスタートアップし、白･緑色で装飾された小型ボディの自転車･キックスクーターが特徴的です。

実際、大坂街中でも”Luup”社のシェア･キックスクーターを頻繁に見かけましたし、実は交通網がやや疎な街のほうがより便利なので、この機会に僕も本サービスを利用しようと思い立ったのです。

特に電動キックスクーターは2023年に道路交通法が改正されたお陰で、16歳以上であれば運転免許証無しで、しかもネット上で簡単な10問の問に正答すればあとは年齢確認出来る身分証明書をスマホ撮影しそれを”Luup”社に転送すると瞬時に認証され、その直後から本サービス使用可となります(O_O)

このキックスクーターは完全電動で、最高速度は時速20㎞迄出るので5㎞程度の距離は20～30分で到達出来、しかもそのほうが街中を見渡せるので、大坂に不慣れな僕もキックスクーターで大坂市街を走り回りながらその様子をより明確に把握しました(^_^)

ところで”Luup”･利用料金は基本料金50円＋1分あたり15円（税込）で、昨日僕のマンション近くからクリニック近辺迄、5㎞程度を電動アシスト自転車を約20分間利用したところ、料金は335円と同距離のタクシー利用料金の少なくとも1/5程度と”コスパ”も良く大変満足しました(^_^)

現在東京・横浜・大阪を中心にサービスを展開中ですが、今後他地域にも進出予定とのことで、本サービスの急拡大が見込まれており、2023年4月にはSMBCベンチャーキャピタルなどから約45億円の資金調達も行い、本調達資金は機体アップデート･アプリの機能追加（交通ルールテスト）等に活用されるとのことで今後が楽しみです。

”Luup”は2019年・2020年ともに赤字が続いているものの、黒字とな（利益が出）るのは時間の問題で、それは新交通インフラとして若者中心に利用者が定着し始めているからで、確かに僕のような”オジサン”世代が電動キックスクーターに乗っている姿は殆ど見かけませんが(^_^)、今後僕はこの新しい交通インフラを積極的に活用し、この会社の成功を祈っています！