2023年8月9日
今どきのお寿司屋さん。。

パンデミックが今春5類に分類されて定点観測（感染者数を出さなくなった）となったものの、今夏もまだ感染者がちらほらいるようですが、以前のように病院が逼迫しない限り、ほぼ今日常生活を取り戻せたと言っても良いでしょう(^_^)

そして円安傾向が拍車をかけているせいか、日本訪問にメリットある海外からの”インバウンド（お客さんたち）”が日本に詰めかけていて、パンデミック以前日本を頻繁に訪れていた香港の友人たちも次々に来日しています。

香港（中国系）人たちが日本を訪れる主目的の一つが、元来グルメの彼女･彼らのお眼鏡にかなう食材･料理の多い日本食を楽しむことなので、彼女･彼らは友人たちの”口コミ”から旬で美味しい日本のレストラン情報を豊富に有しています。

それらの情報は彼女･彼らが実際に足を運んで得ているものなので、雑誌･ネット掲載情報より遙かに信憑性が高く、僕も彼女･彼らが語る情報にしっかりと耳を傾けていると、聞いたことも行ったこともないレストランの名前を矢継ぎ早に挙げるので、鉛筆とメモ帳が必要なくらいでした(>_<)

その中でも港区で大人気で、しかもリゾナブルでお客さんの大半が若者らしく、彼女･彼らも実際に食べたらとても美味しいお寿司屋さんがあるとのことで、彼は僕に向かって「是非あなたも行ってみるべきです」と言たので、普段お寿司屋さんにはあまり行かない僕も俄然興味を持ちました。

そこで先日、和食好きの友人とこのお寿司屋へ行こうと予約を入れましたが、さすがに大人気なようでそう簡単に予約は取れず、逆にお店から「当店は2時間制ですが、今度の土曜日午後8時～10時にキャンセルが出たので空きがあります」と言われ、すかさずその予約を入れました(^0^;)

そして土曜日の診療後、友人と共にそのお店に予約時間の10分前に到着したので店内に入ろうと思いきや、店内は灯りが灯っており店員さんの話し声が聞こえるにもかかわらず、入り口には鍵がかかっていて入れ驚きましたが、友人に「10分前だからもう少しまとうか。。」と話しながらお店外の路上で待つことにしました。

こういう時の10分は意外に長く感じるし、日が沈んでもまだ蒸し暑いこの時期屋外で突っ立っていると何をしなくても汗がじわーっとにじんできたので、”早くお店開かないのかなぁ。。”と内心思いながらさらに待つと、驚いたことに8時直前頃、何処からともなく続々とお客さんたちが集まって来たのです(ﾟ◇ﾟ)ｶﾞｰﾝ

そして午後8時ピッタリに開店した途端、10人掛けカウンター、2箇所の4人掛けボックス席全席総勢18名でお店が一瞬で満席となり、これまた直ぐに板前さんが「まずはお飲み物を頼んで頂き、その後料理をお出しします！」とお客さんに伝え、コース料理のみのメニューから早速その一品目が全員に配られました。

それから次々に旬の魚介料理が出された後、コース後半にはボリューム十分なお寿司が出ましたが、お客さんたちを見回すと20～40代くらいと僕と僕の友人より明らか若かったので、これだけボリューム感があるからこそ若者たちに人気なのだと理解しました。

そして時刻が午後10時15分前くらい前になった途端、「本日の料理はこれでお終いです！」と板前さんがまるで号令のように言った途端、僕たち以外のお客さんたちは次から次へと会計を済ませ、まるで”蜘蛛の子を散らす”かの如く、午後10時5分前には僕と友人を残し、店内はあっという間に”もぬけの殻”と化しました(O_O)

僕は店員さんに「この後追加でもう少し飲み物を頼んでも良いですか？？」と冗談交じりに尋ねると、彼は「当店は10時閉店ですので。。」と苦笑いで答え、直ぐにお店から出て行かざるを得ませんでした。。

最後にこのお店の感想を述べると、確かに料理は美味しくボリューム十分でしたが、お店に入った途端、まるでディズニーランドのアトラクションに乗車したかの如く食べるだけの行為に終始し、食べ終わった途端”はい終了”という流れはどことなく味気なさ･虚しさを感じ、本当の満足とは美味しい料理のみならず、会話を楽しんだり、ゆとりある時間を過ごすことと改めて気付かされました(^0^;)