2023年6月30日
不甲斐なくもリタイアに終わったマラソン。。
前回のブログでは、途中リタイアに終わった千歳マラソンの話をしましたが、クリニックにご来院いただくお客様の中でランニングに興味ある方から本ブログを読んで頂き、その後僕がどうなったのか質問を受けたので、その詳細をもう少し続けたいと思います(^0^;)
スタートから30キロ地点で右膝痛のため走行不能となり、やむを得なくコース端を歩き始めた僕は、しばらく休止してからまた走り始めたもののすぐに痛みが舞い戻り、さらに天候まで悪化し冷たい雨がザーザーと振り始めたので、内心不安になり始めました。。
と言うのも走っていればむしろ涼しくて快適な雨も、歩くしか出来なくなった僕には既に30キロ地点まで走り続け体力消耗していたこともあり、強い雨に打たれ始めた体は一気に冷え震え始めこのままだと低体温症にもなりかねず、この時点でリタイアせざるを得ませんでした。。
しばらく歩き続けると路上にマラソン関係者が居たので、彼にリタイアする旨を伝えると、あと2キロ先に救護ステーションがあると言われたので、なんとかそこまで冷たい雨の中を歩き続け、そこで僕の状況を伝えると”本当に棄権しますか?”と念を押されたので、はっきり“はい“と答えました。
すると、ランニングシューズに装着したタイム計測チップを外され、胸に貼ったゼッケン端の完走証明書のスリップも切り取られ、つまりこの時点で僕のデータは抹消されたので、それなりのショックを受けていると、同様にこの救護ステーションに集まっていた数名の棄権ランナーたちと共に、そこに待機していた救護用バンに乗せられてゴール地点へと搬送されました😭
すでにゴール地点には、僕よりも遥か前を走っていたエリート・ランナーたちが続々とゴールしている最中でしたが途中で挫折、つまり完走出来ずに終わったことがメンタルに意外にも重くのしかかったことに正直驚かされました(O_O)
この不甲斐なさは多分、学校中退・仕事の中途退職など、道半に何らかの理由で辞めざるを得なかった際に感じる無念さに近いのでは??と直感しましたが、何故ならそれなりの想いと他のことを犠牲にしてでも満身創痍で望んだにもかかわらず、不甲斐ない結果に終わった不完全燃焼感を強く受けたからです。。
そこで今”ふ”と気づいたのですが、きっと人生を終える際も、もし今回の僕のマラソン棄権のように道半ばで終わったとしたら、きっとこの世に未練が残したまま、僕の魂は完全燃焼仕切れずに燻り、そのあたりを彷徨うのでは??ということでした(゚◇゚)ガーン
そのリスクをインドの賢者”マハトマ・ガンジー”が心得ていて、彼は“明日死ぬかのように生きなさい。永遠に生きるかのように学びなさい“と諭したのでしょうが、僕は痛い右足を引き摺りながら自宅へと戻り、翌朝起きると僕の右膝痛を嘘のように消えていたので、“え、、昨日の痛みは何だったの??“と不思議に思ったのですが、とにかく東京に戻ったら精査のため整形外科受診しようと心に決めました。。