2023年6月24日
千歳JAL国際マラソン-2
前回ブログではコロナパンデミック後3年半ぶりに参加したマラソン大会について、その大会の詳細や出走前準備、特に今回は今にも空から雨がザーザー落ちてきそうな状況だったので、レインウェア装着の有無について最後までギリギリの判断を強いられたことを述べました(>_<)
そして僕はレインウェア無しで走り始めましたが、前半はゆっくり走行するのにそのスピードで走るランナーを見つける努力をし、出発から数キロでターゲットを発見、そのランナーに迷惑のかからない範囲でピタッとくっつき、彼とずっと走ればそれなりのタイムで完走出来るだろうと安堵したと述べました(^0^;)
普通のマラソンコースと違って、トレイル(未舗装山道)を走る本大会のネックは、スタートから折り返し地点から更に25キロ地点まで、標高200メートルを緩やかに登り続けるタフなコースなのです(O_O)
なので登り続ける間は平地走行よりペースを落とし、体力温存せねばならず、この一定のリズムで走る若者にひたすらついてゆくことが勝負の分かれ道になるだろうと判断しましたが、しばらくするとこの若者は給水ステーションに立ち寄るのにペースを落としました。。
僕も一緒に給水しようと思ったのですが、まるで”金魚の糞”の如くぴったりくっついて走ると彼も不愉快に感じるだろうから僕はそのまま直進し、しばらくペースを落として走っていると直ぐにこのランナーが僕に追いついてきました。
僕は彼に会釈をして「こんにちは。ずっとこのペースで走りますか?」と話しかけると「そうですね。足の調子がイマイチなのでこのペースで走ります」と答えたので「だったら4時間くらいですね」と僕が更に続けると、彼はニコッとしながら「そんな感じです」と言いました。
その後も僕はこのランナーの背後で、負荷のかかる登り道を一定ペースひたすら走り続けましたが、ようやく登り頂点近くに達したと思いきや、このランナーが次の給水地点に設置されたトイレに立ち寄ってしまいさすがに僕はそこで止まるわけにはゆかず、スタートから20キロ余りで遂に置き去りにされ、下写真の如く1人で走らざるを得なくなったのです(>_<)
ペース・ランナーを失った後直ぐにやるべきは、次のターゲット(ランナー)を見つけることですが、細い山道を走る本コースではランナー列が既に大きく間延びしており、新たなペースランナーを見つけることが出来ず僕は戸惑いましたが、ふと気がつくと右膝に痛みが走り出したことに気づいたのです(゚◇゚)ガーン
実は今からさかのぼること25年以上前、当時僕はサッカーに夢中になっており、シュートを狙ってゴール前でドリブルをしていたら、気の荒いキーパーに激突され右膝内側靱帯断裂という全治3ヶ月近くの大怪我をし、それ以来右膝に負担がかかると痛みが出現するようになっていたのです。。
この古傷の右膝痛は、それ以後膝周りの筋肉を鍛えることで緩和していましたが、本パンデミック以後僕は下半身の筋トレを怠っていた為、特に今回のような20km以上続く登坂走行により膝関節の過度な負担がかかり、痛みが出現したのでしょう。。
痛みをこらえながら27Kmくらい走り続け、残り15キロは緩い下り坂を駆け下りるのみとなったので、僕は何とか行けるだろうと痛い右膝をかばいながら走り続けると、下り坂では膝への負担が一気に軽減したのか痛みが消え喜びとともに、前半ペースより一気に加速しはじめたのです\(^o^)/
ですが下り坂が平坦になるとまた痛みが出現し、さらにその先最後登り道にさしかかった途端右膝に激痛が走り始め走行不能となりましたが、走るのをやめて歩き始めると痛みは軽減したので、しばらく歩いてからまた走り出しすと激痛を感じたので、”今回はこれでゲームオーバー、リタイアだ。。”と悟りました(゚◇゚)ガーン