診察
目の下の脂肪量:軽度 右<左
目の下の色素沈着:-
経過
左目の下のクマ(くま)、たるみは30歳代前半から、右目の下は40代に入ってから気になり始めたそうです。
電車の窓に映った自分の目の下を見て、目の下のクマ(くま)、たるみの存在に気がついたとのことです。
症状の改善を求めて他院を受診したところ、目の下の皮膚を切開すると言われ、治療を断念したそうです。その後、あるコミュニティサイトの情報で当クリニックの治療方針を知り、来院されました。
治療方針
治療前写真-1,2の如く、目の下のクマ(くま)、たるみ存在を認めます。
しかし、皮膚自体のたるみは存在しないので、他院で勧められた皮膚切開を行う必要はないと判断しました。
したがって皮膚切開をせずに、目の裏側から行う目の下のクマ(くま)、たるみ治療(経結膜的下眼瞼形成術)を行いました。
治療後の評価
治療直後の写真-3,44を観察すると、腫れはほとんどなく治療を終了しています。
治療約1ヶ月後の写真-5,6を見ると、治療前に存在した目の下のクマ(くま)、たるみは、ほぼ解消されました。
このように皮膚切開をしなくても、十分良好な結果が得られます。
また治療前、やや眼瞼下垂気味でしたが、治療後に目の開きが改善されました。
治療約4ヶ月半後の写真-7,8では、治療約1ヶ月後の写真-5,6に比べて眼輪筋(いわゆる“涙袋”)のむくみ等が完全に解消され、自然な目元に落ち着いたことが分かります。
また、目の上の窪みも治療1ヶ月後よりさらに改善されています。
また治療前写真と比較すると、ややつり目傾向だった目元が解消されたと同時に目の縦幅が広がり、顔全体で見ると目が“ぱっちり”としました。
このように下眼瞼形成術を適切に行うと、目の下のクマ(くま)、たるみの改善のみでなく、目元全体の若返りおよび美容効果が得られます。