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オリジナルEYEデザイン

症例写真詳細

40歳 女性 治療年月日 2014年4月23日

治療前正面
除去された頬脂肪(バッカルファット)
治療翌日正面
治療7日後正面
比較のため治療前正面の再掲載
治療1ヶ月半後正面

診察

年齢が40歳と頬たるみ症例としては若く、治療前写真-1に示されるように頬たるみはさほど気になりません。口角の下がりもさほど気になりませんが、若干ほうれい線が出現しています。

経過

2014年2月、目の下のクマ(たるみ)治療を求めて来院したお客様です。目の下のクマ治療はすでに終了し、満足のゆく結果が得られました。その結果はコチラの症例003をご確認ください。
今回はさらなる顔のアンチエイジング治療として、頬たるみに関する相談を受けました。本人曰く、年々口角の下がりやほうれい線が目立ち始めたことを気にかけており、症状が悪化する前に治療を希望しています。

治療方針

本人はフェイスリフトを代表とする表皮切開を伴う本格的リフトアップ治療までは本人が望んでおりません。しかし口角の下がりやほうれい線などがこれ以上悪化しない予防的治療があれば治療を受けたいと申し出ております。しかし同時に糸を用いて頬たるみを引き上げるスレッドリフトなど、あくまで一時的な効果のみの治療も回避したいとのことです。そこで本症例は口腔内から進入し、口角下垂やほうれい線悪化の直接原因である頬脂肪(バッカルファット)除去治療を行うことにしました。

治療後の評価

写真-2の除去された頬脂肪(バッカルファット)量を観察すると、やや右<左でした。治療前写真-1を観察すると、頬の張りがやや右<左だったので、症状と矛盾しない結果です。治療翌日写真-3を見ると、両頬が主張・拡張しています。抜糸に訪れた治療7日後の写真-4を見ると、治療翌日に認められた腫れはほぼ消失しています。本人に腫れの経過を尋ねると、両頬の腫れは治療翌日~2日目にピークを迎え、治療4~5日後に収束に向かったとおっしゃっており、抜糸時の写真を観察すると、それに矛盾しない結果と言えます。
治療1ヶ月半後の写真-6を観察すると、治療前に認められた口角下垂が改善しています。また頬の両外側への張り出しが効果的に解消され、治療前と比較してより洗練された小顔が得られました。ほうれい線は残存していますが、次第に解消方向に向かうはずなのでしばらく経過観察すべきでしょう。
このようにバッカルファット治療では上述の如く下顔面の効果的なアンチエイジング効果が得られます。
従来まで頬のたるみ改善には皮膚切開を用いたフェイスリフト手術以外ありませんでした。しかし本症例のように若年層で皮膚たるみが顕著でない場合、フェイスリフト手術はふさわしくありません。こういったフェイスリフト手術適応の乏しい軽症例では、糸を用いて頬牽引するスレッドリフトもありますが、その効果は限定的で再発することが多いので、必ずしも満足度は高いとは言えません。
本症例で行った頬脂肪(バッカルファット)除去治療は、下顔面深部に存在し、加齢とともに下垂・膨張する脂肪塊を適切に除去するので、下眼面容量(ボリューム)が減少し小顔が得られます。またこの治療では下顔面容量(ボリューム)および重量(負荷)が軽減されるため、皮膚は収縮し、まるでフェイスリフト手術を行ったような治療結果が得られることも少なくありません。また1度除去した頬脂肪(バッカルファット)が再び出現することはないので、その治療効果は恒久的です。
この治療に伴う不安は”頬がこける”心配ですが、本症例を見ると分かるようにこの治療に熟練した医師が適切に行うと、決してそのような問題は生じません。それは最小限の侵襲で頬粘膜面から進入し、すでに下垂した頬下部の余剰脂肪を適切に最小限除去するのみで、いわゆる”頬こけ”の特徴である頬骨直下〜唇領域には一切侵襲しないからです。
しかしこの治療に未熟な医師が、この治療に不可欠な上述の如くのオリエンテーション(位置関係の同定)もせずにむやみやたらに治療を行い、頬浅(筋肉)層に損傷を与えたりすると、思わぬ”頬こけ”を発症する危険を伴います。したがってこの治療は、その手法に精通し揺るぎない自信を有している熟練医師のみが行うべきでしょう。

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