概要
一重の目はややもするとマイナスのイメージを与えることが少なくありません。大きくつぶらで大きな瞳は女性の憧れです。二重まぶたのプチ整形では糸を瞼の中に埋める埋没法と呼ばれる施術で、簡単に二重を作ることが可能となりました。
プチ整形埋没法は、上まぶたの一番バランスのよい場所1カ所に埋没法による固定を行います。この方法により、ほとんど腫れることもなくバランスの良い美しい二重まぶたを作ることが出来ます。
料金
埋没法1点式 63,000円 切開法 210,000円
施術時間の目安
施術約20~30分 (ノーダウンタイムの施術です)
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イラストで見る二重まぶたのプチ整形
埋没法とは髪の毛くらい細い糸を用いて上まぶたを縫い合わせることで、美しい二重を形成することです。 図をごらんください。これらの目は目の断面図です。
図-1にあるように、生まれつき二重の人は上まぶたにまぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)の間に繊維状のつながりがあります。このつながりのおかげでまぶたを開けている時は二重が出来ているのです。
図-2をごらんください。 これは一重の人の目の断面図ですが、こちらは二重の人の目の構造とは違ってこの繊維状のつながりがありません。
図-3、4をごらんください。 これらはアイプチというのりや、セロテープを使って、上まぶたの表面から二重を作っています。これらの方法でも一応二重は出来ますが、これはまぶたの上に2本の線が出来るのみで、目の印象は必ずしも良くなりません。 きれいな目とは二重のある目ではなく、上まぶたの開き方が良いぱっちりとした目なのです。
図-5をごらんください。 自然に二重のある人と同じになるように細い糸を上まぶたの内側から外側に通し、上まぶたを持ち上げるつながりを作ることで、自然な感じの二重が出来るのです。つまり、アイプチで作成した二重とは異なり、上まぶたが内側にひっぱりこまれるため、まつ毛が上を向き、ぱっちりとした二重となるのです。
ケーススタディ
特徴
まぶたが腫れぼったい人や大きな二重幅をこの埋没法1点式によって作ると、もとに戻る可能性があります。しかし、適度な幅を作ることで二重のラインを保ち続けることも少なくありません。プチ整形で出来上がった二重を永久に保つことも、しばらく時間が経過してからさらに埋没法を数カ所加えることで可能となります。
手術による腫れは2~3日でほぼおさまります。但し、何となく腫れぼったい感じが朝に生じたりするいわゆる“むくみ”は数週間続くことがあります。それ以外特別な副作用等はありません。
埋没法1点式のプチ整形の場合、固定する場所が1ヶ所のため、1年くらいで元に戻ることがあります。本格的に埋没法にて二重を作成する場合、その症例に応じ2~3ヶ所で固定します。この場合、基本的に二重は半永久的に保たれます。 個人差があってはずれることもあります。
メリットとしては、上まぶたを止めていた糸を切除することで施術前の状態に戻すことが出来る点も埋没法のメリットです。
銀座CUVOによる施術の特徴
腫れが殆どない独自の施術法を用います。特殊な糸で1ヶ所を固定しますが、患者様により2点式・3点式も含めて最適の方法をご提案いたします。
目頭切開、ヒアルロン酸による目袋形成などの組み合わせも効果的な施術です。カウンセリングにより、より確実な切開法をご提案する場合もございます。
アフターケア
二重の治療(埋没法)を受けられた方へ
お薬について
・治療後の状態に応じて抗生物質、鎮痛剤等が処方を処方することがございます。
・目薬、軟膏等も外用薬として処方致します。これらの外用薬は朝晩2回、洗顔後にご使用下さい。腫れや傷跡の回復を見ながら治療後3~4日程度お使い下さい。 ※軟膏は綿棒等で塗布して下さい。
治療後の注意点
・施術当日は入浴は控えて、短時間のシャワー程度とされて下さい。入浴等を行うと腫れを助長する恐れがあるからです。
・患部は清潔に保ち、化粧品等で汚れた場合はただち軟膏等で清潔処置を行って下さい。
・治療後の痛みは数日で解消されます。治療直後に痛みを感じる場合は氷嚢やアイスノンで患部を冷やしますと痛みは早期に治まるでしょう。
・入浴、サウナ等は治療2~3日程度経過し、腫れや痛みが収束するまでお待ち下さい。運動、飲酒も同様に治療直後はお控え下さい。ウォーキングや気分転換程度の軽い飲酒は可能です。
・治療直後の腫れは、個人差があるものの治療10日前後で収束いたします。治療直後の大方の腫れが収束した後、慢性的なむくみが伴うことがありますが、このむくみの解消までは約1ヶ月程かかることがあります。
上眼瞼に麻酔や埋没針による軽度内出血により、赤っぽい着色が発生することがありあす。しかしこの内出血による着色は治療後10日前後で完全に解消されます。もし内出血が発生した際はメイクアップ等を用いて隠されるようにしてください。
治療後の診察
・気になることや心配なことがあればいつでもお気軽にご連絡、ご来院されてください。
・治療後の再診の義務はございませんが、治療結果の確認を行いたいのであれば、治療後1ヶ月程度で受診されることをお勧め致します。
目の下のたるみ Q&A
1 二重治療の腫れはどの程度ですか?
二重治療には糸を用いて上瞼を止める“埋没法”と、上瞼を皮膚を切開し二重を形成する“切開法”があります。“埋没法”は二重の幅や大きさによって1ヶ所、2ヶ所、3ヶ所止める場合があります。1ヶ所止めの腫れは1〜2日間程度ですが、2ヶ所、3ヶ所止めですと4〜5日程度の腫れが予想されます。
“切開法”では“埋没法”より侵襲が大きくなるので、腫れは1週間程度継続するでしょう。
2 二重治療時の痛みはどの程度ですか?
実際にこの治療を受けた方々の感想を尋ねると、痛みは許容範囲内と返答することがほとんどです。こういった美容外科的治療に伴うのは、痛みよりもむしろ不安や恐怖のようです。
そして不安や恐怖を感じると我々の神経は過敏になり、痛みも増減されることが一般的です。従って、当クリニックでは治療に伴う不安や恐怖を解消するため、二重治療の際には静脈麻酔から鎮静剤(静脈麻酔)を投与して行うようにしております。
静脈麻酔を用いると、気持ちの高ぶりが抑まる結果、痛み刺激にも鈍感になるので、ほとんど痛みを感じずに治療を終えることが可能です。また麻酔は注入後1時間程度でその効果は消退します。
3 二重のデザインはどのように決めるのでしょうか?
二重には奥二重に代表されるような狭い幅(6㎜程度)や、通常サイズ(8~10㎜)、そして外国人のような広い幅(10~13㎜、もしくはそれ以上)のものがあります。
また二重の形にも多少の差があり、目頭から二重ラインが離れている並行型や目頭に向かって二重ラインが狭くなる末広型などがあります。
出来るだけ治療を受ける方々のご意向に沿いつつも、その方々の目元や顔のバランスに調和したデザインで二重形成を行うことが肝心です。
4 二重埋没法と切開法の違いを教えていただけますか?
右表をご覧ください。二重埋没法と切開法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。もちろんデメリットと申しましても、どちらの方法から得られる多大なメリットに比較すると些細な程度です。
では埋没法と切開法の選択について述べます。もし早期回復を希望し、二重をお試しになりたいのであれば埋没法を選択すべきです。何故なら埋没法の場合、万が一二重の形が気に入らなかった場合、即座に元に戻すことが可能だからです。
逆に確実で永久的に持続する二重を希望される場合は、切開法を選択すべきでしょう。また上眼窩脂肪が多く腫れぼったい瞼をしている場合も切開法がお勧めです。何故なら上眼窩脂肪が多く、腫れぼったい目をしている方に埋没法を行っても、時間経過とともにはずれてしまうことが少なくないからです。また切開法では過剰上眼窩脂肪を適切に除去することで、すっきりとした目元に改善出来るからです。
5 そもそも二重とは何でしょうか?一重と二重の違いを教えてください。
右図をご覧ください。右図左端は典型的な一重瞼の模式図です。一重の方は上瞼を持ち上げる眼瞼挙筋と呼ばれる筋肉と上瞼皮膚が結合していないため、皮膚にくびれ(二重)が形成されないので一重となります。
左から2番目は、元来二重の方の模式図です。この場合、上瞼と眼瞼挙筋の間に繊維状結合があるので上瞼を持ち上げ(開眼し)た際、上瞼が奥に引き込まれ、まるでカーテンを裏糸で引き上げたようにくびれ(二重)が形成されます。
その右はアイプチと呼ばれる接着剤やセロテープを用いて仮に二重を形成してた模式図です。そして右端は埋没法を行った模式図で、元来二重の方が有する繊維状結合を人工的に形成するのです。